出版社内容情報
スラム街の住民たち,農奴さながらのサトウキビ労働者,強制移住させられた先住民族,分離独立のゲリラ闘争を展開するムスリム.貧窮にあえぐ人々の群れの中で生活した記録.そこには世界の理不尽と不公正の縮図があった.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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12
この生は、どのような選別によりいまここにあるのだろう。彼らの【普通】と私の【普通】はそれぞれあって、この世界に、良し悪しは、ない。問題は山積していて、どの問題も当事者にとっては死活問題だけど、それらを他人がどうにかできるとは思わない。私はいまはまだ知ることしか、しない。できないではなく、しないと決める必要がある。できない。と思ったら、多分何かに押し潰されてしまう。知ろうと思う。誰の役にも立たなくても。せめて知っている。と言えるようにくらいはなりたい。けれどそれは安全地帯だから叶う単なる知識欲なんだろう。2023/11/23
Motomi Kojima
5
わかっているがミンダナオ島のイスラムの現状が気になってしまう。10数年前でも何万人もの無垢のイスラム教徒が集まったのに世界がより不安定になった今、イスラム国とのつながりが深くならないことを望む。2015/04/12
Carlos
2
自分は恵まれてるな。2014/05/11