1冊でわかる
1冊でわかる コーラン

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  • サイズ B6判/ページ数 220,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000268837
  • NDC分類 167.3
  • Cコード C0314

内容説明

イスラームをよりよく知るために。クルアーン(コーランのより原音に忠実な表記)の原義は「読まれる(誦まれる)もの」である。クルアーンは、千数百年にわたるイスラームの歴史のなかで一貫してアイデンティティーの強固な核となってきた。一字一句が神の言葉であって絶対的な権威をもつ聖典クルアーンとは、どのような書物であり、いかなるメッセージを発しているのか?どのように形成され、伝統的なムスリム社会、さらにまた近代化の波に洗われる現代のムスリム世界でどんな役割を果たしてきたのか?イスラームを理解するために欠かせない1冊。

目次

第1部 序論(はじめに;クルアーンのメッセージ)
第2部 近代世界におけるクルアーン(クルアーンの浸透;クルアーンの解釈;聖典という概念)
第3部 伝統的ムスリム世界におけるクルアーン(冊子体写本のクルアーン;テクストとしてのクルアーン;礼拝としてのクルアーン;真理としてのクルアーン;教義の対象としてのクルアーン)
第4部 クルアーンの形成(クルアーンの収集;預言者の一生とクルアーン;疑問と謎;おわりに)

著者等紹介

クック,マイケル[クック,マイケル][Cook,Michael]
1940年生。イスラーム思想史。現在、プリンストン大学中近東研究学科教授

大川玲子[オオカワレイコ]
1971年生。イスラーム学。日本学術振興会特別研究員

牧野信也[マキノシンヤ]
1930年生。イスラーム学。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

誰パンダ

3
イスラム文化ではなくコーラン自体の解説書なので、どういうことが書かれていて、どうやって成立したのかなどがざっくり分かる。ただ、何の解説もなくいきなり人物名が出てきたりするところは、ちょっとわかりにくい。あと、原文がそうだからだと思うけど、言い回しがややこしくはっきりと言い切らないことが多いのでわかりにくい。あんまり翻訳がこなれてないんじゃないかな。やっぱり最初は井筒俊彦の岩波文庫「イスラーム文化」から読めばよかったかも。2015/09/01

tieckP(ティークP)

3
短い中に、客観的な情報がさまざま収められていて、とりわけ聖書を「本」として捉えるのと同じ意味で「コーラン」を知りたい人にはうってつけの書。たしかに、たまに見るレビューに書かれているように、「○○は?」という問いに直接答えてくれる本ではない。これは参考書ではないから。代わりに、どういう問題について議論がなされているかを教えてくれる。あとは読者が考えればいい。あるいはぐぐればいい。この本は本としての流れが意識して編集されていて、読み「進む」感じがいい。一か所ささいな訳者の勘違いを見つけた以外は訳も良かった。2012/11/10

陽香

2
200509292016/03/05

epitaph3

1
コーランを置くクルスィーが、気になる。2013/02/03

牛タン

0
クルアーンの成立から近代における解釈までを、過去に向かって時間を遡る形で解説している。予備知識がほとんどなくても読め、かつ興味深いトピックも多く取り扱われている良書。著者はプリンストンで教鞭をとるイギリス人のイスラーム史研究者で、イスラーム世界におけるクルアーンの歴史を外の世界に置かれた視点から見るような話が多い。所々で聖書やヴェーダとの比較も入る。邦訳も良い2014/10/31

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