内容説明
いったい聖書はどのような過程をたどって聖なる文書となったのか。また、さまざまな共同体や文化のなかで、いかなる受容や利用のされ方をしてきたのか。読みの多様性の歴史をたどり、今なお聖書がもつ人を動かす大きな力と創造性を浮き彫りにするユニークな聖書入門。
目次
1 現代世界の聖書―古典テキストか、それとも聖なるテキストか?
2 聖書はどのようにして書かれたか
3 聖書の成り立ち
4 信仰者の世界における聖書
5 聖書とその批判者たち
6 聖書とポスト植民地主義世界
7 上層文化および大衆文化における聖書
8 政治における聖書
9 むすび
著者等紹介
リッチズ,ジョン[リッチズ,ジョン][Riches,John]
1939年生まれ。新約聖書学。2003年までグラスゴー大学教授。テキスト受容の多様性に対する強い関心が研究に一貫して流れている
池田裕[イケダユタカ]
1940年生まれ。旧約聖書学。筑波大学名誉教授
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