出版社内容情報
キリスト教とどう分かれて,どんな歴史をたどったのか? 信者の生活習慣は? 現代の新たな問題にはどう対応するのか? 豊かな伝統を誇るユダヤ教の特質を信仰と生活様式の両面から解説するユニークな入門書.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
3
いい本ですね、構成にバランス感がある。ユダヤについてはどうしてもショアーについて語られることが多すぎる印象だけど、例えばその後の生命倫理をユダヤ教がどう判断するかなども扱われていて興味深い。それから現在のユダヤ教は、規範とするタルムードの成立が新約聖書より遅いから、むしろキリスト教の弟分にあたるっていうのも目が開かれる指摘。あとは、結婚式のときにグラスを割ることで、歓喜の時でもエルサレム破壊の悲劇を忘れないことを示すっていう習慣は、ユダヤ教を支配するトラウマの大きさを表しているようでなるほどーと。2011/11/06
psdstar
2
一冊で分わかるシリーズでしたが、ぜんぜんわかりませんでした。序文に筆者の方が書いてくれていたように想定読者がキリスト教の背景を持つ人たちとのことなので、読むには無理がありました。ただところどころは興味をもったところもあったからよしとしよう。2016/08/27
陽香
1
200312052016/02/27
そーすけ
1
7*1冊でわかるシリーズは、初心者向けじゃないんだよなぁ。一部、飛ばし読み。日本語文献案内も多過ぎて、次に何を読んだら良いか分からないし(笑)。「ホロコースト」より「ショアー」という言葉の方が適切という考えもあるようだ。ユダヤ教の一部では、同性婚も認められているとのこと。2015/01/09