1冊でわかる<br> 1冊でわかる文学理論

個数:

1冊でわかる
1冊でわかる文学理論

  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2024年04月20日 05時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000268660
  • NDC分類 901
  • Cコード C0390

出版社内容情報

「構造主義」「ディコンストラクション」「フェミニズム」「精神分析」…理論って何だか難しそうだけど,本当に知る必要があるの? と思っている人,必読! 常識にとらわれずに創造的にテクストを読むためには,どこに着眼して,何を問題化していけばよいのか? 理論を有効に活用するための,新しい視点が得られる1冊.

内容説明

文学、映画、新聞、テレビ、広告―「読む」ことと関わらずにいるひとは誰もいない。「読むための理論」を知ることで、これまでとは違った世界が見えてくる!新しい思考のかたちを身につけたいひとに最適の入門書。

目次

1 理論とは何か?
2 文学とは何か?文学は重要か?
3 文学とカルチュラル・スタディーズ
4 言語、意味、解釈
5 レトリック、詩学、詩
6 物語(ナラティヴ)
7 行為遂行的な(パフォーマティヴな)言語
8 アイデンティティ、同一化、主体(サブジェクト)
補遺 諸理論の流派と運動

著者等紹介

カラー,ジョナサン[カラー,ジョナサン][Culler,Jonathan]
1944年生。英文学・比較文学。現在、コーネル大学教授

荒木映子[アラキエイコ]
1950年生。英文学・表現文化学。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授

富山太佳夫[トミヤマタカオ]
1947年生。英文学。現在、青山学院大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

20
文芸理論の入門書。文学理論をこの本一冊ですますのは難しいと思うが実に面白い内容だった。根源的な問題、文学ってなんだ?という問いかけと答えに驚愕しうならせられっぱなしだった。現代思想、言語学、社会学や小説以外の映画など幅広い分野からのアプローチがある文学周辺の「理論」をおぼろげながらに紹介する。正直翻訳として文章がこなれていない箇所があるが些細なこと。補遺として重要な文芸理論の簡単な説明と解説に文学理論の読書案内ガイドがあり役に立つ。また本文の引用リストがあるがほとんどが未訳の学術書のようだ。良著。2013/09/30

羊山羊

9
文学理論の勉強をしようとするとどうしても仏現代思想やポストモダニズムに詳しくなる必要があると実感した1冊。また詩学や読み手の位置からの分析は為になった。私にはとても難解で、読書中ずっと煙に巻かれているような気さえしていた。正直に言って評価できるほど読み込めなかった。2020/02/05

くとほん

9
数多くの文学理論が”それぞれ何を言っているか”ではなく、”共通して言及しているものは何か”に焦点を絞り、総体としての文学理論及びそこで言及される要素を解説している。本書の根底に一貫して存在するのは、差異について言及しあう状態は、つまり根幹のところで共有する部分がある状態ということ。叙述・レトリック及びパフォーマティブな発話についてはまだ理解しきれないので、再読か他書での補完を行う。言説については構造主義で学んだことをベースに理解できた。2019/11/25

竹花 樒 - Shikimi Takehana

9
本書で取り扱う「理論」とは、学際的であり分析的で思弁的な批判のプロセスそのものであり、1960年代以降の文学批評が陥った本質を規定するための探求が逆に不分明化に拍車をかけてしまうパラドックスを包摂したその際限なく続く探求の正体をありのままに紹介した入門書といえる。理論はマスターできるものではなく、永遠に続く学習の中で見通しをつける能力を育むもの。本書において「1冊でわかる」の標語はアイロニカルな響きを漂わせながらも、しかし「理論」とは”そういうもの”なのだということを1冊でこれ以上なく明瞭に説明した良書。2011/04/19

ラウリスタ~

8
個々の文学流派や文学理論を扱うのではなく、文学とは、理論とは、という大きな枠組みを把握するための本。文学の境界の曖昧さから、カルチュラルスタディーズ(ポップ、マスカルチャー研究)に移る。文学研究の二大手法として、詩学(言語学モデル、なぜこのような意味が表現されるのか)と解釈学(テクストが意味するものを探る)があると提示。解釈学には、回復の解釈学(作者を取り巻く同時代的文脈に戻す)と、疑いの解釈学(作者の意図しない、政治的、性的な下部構造を指摘、ジェンダー、コロニアリズム)がある。行為遂行的=世界を作る力。2019/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1414
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。