出版社内容情報
歴史は面白い! 過去の探究は私たち自身を発見させ,さらに未来の新たな可能性をも切り拓いてくれる.新しい歴史学の成果を十二分にふまえ,異端審問の記録に残ったある修道僧殺しの話を皮切りに,古代から現代まで豊富な事例を引きながら,歴史とは何か,それはどう探究するのかを巧みに伝える.新時代の歴史学入門.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうしん
10
史料をどのように読み解いていくのか、史料からどのようなことが導き出せるのか、「偏向」のない史料は存在しうるのかなど、史料に対するアプローチを具体的に解説している点が他の史学概論と比べて出色。社会・経済的な環境が人々の自己認識・人生観・世界観に影響を与え、その行動に結びつくと考える点で、今日のすべての歴史家は小型のマルクス主義者であると言ってよいという指摘が印象的。2018/01/20
たか
6
たまに読んでいる岩波の1冊でわかるシリーズ。今回はこちらを。2018/01/27
みゆき
5
歴史とは何か、そして歴史を研究する歴史学とは何かに応える(問いかけがなされる)一冊。なによりストーリー性がある。例示もまたどれも興味深くて面白かった。章をパッと見ただけだと中身がわからないけど笑2017/04/30
陽香
3
200306052016/02/09
ステビア
3
特に新しい発見は無しかな。2013/06/15