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岩波 応用倫理学講義〈7〉問い

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  • サイズ A5判/ページ数 256,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000267205
  • NDC分類 150.8
  • Cコード C0312

出版社内容情報

問いとヒント―日々に出会う,のっぴきならない問題を考える.生命倫理,環境倫理,情報倫理,そして経済政策や企業の,また家族や学校のあるべき姿への模索.現場から,人間と社会への根源的な問いを掘り起こし,専門の壁を越えて,未来への指針を探る.転換する日本の応用倫理学の現在を映し出す,講義と問題集と対話.

内容説明

応用倫理の方法序説。社会のベッドサイドで、共に悩み、傷み、揺らぎつつなお、明日への指針を探る規範の思考。問いとヒント―のっぴきならない問題を考える。

目次

1 講義の七日間―倫理を問う(倫理って何だ?―倫理と倫理学、そして倫理学の哲学;価値って何だ?―真偽・美醜・善悪;「よさ」って何だ? ほか)
2 セミナー(意味への問と倫理学;自由のみでどこまで行けるだろうか―リバタリアンの社会ヴィジョン;平等・平等主義の必要性―平等の必要性を証明せよ、と迫られる理由を考えつつ ほか)
3 シンポジウム―応用倫理学の「有用性」
4 応用倫理学問題地図

著者等紹介

高橋久一郎[タカハシキュウイチロウ]
1953年生まれ。専攻、哲学・倫理学、アリストテレス研究。千葉大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やまやま

10
ウクライナでの戦禍が始まってから、あらためて「自由」の価値と「生命」の価値はどういう風に考えたら良いのか、悩む日々が続いています。直接の戦争で亡くなる人が減ってきた現代からこそ、小規模な暴力は目につくのかもしれません。しかし、ロシアの人々と私たちは同じ倫理を共有できている部分と、各々の政治や言語などのナショナリズムにおける差異は、やはり理解が難しい現象の一つです。反照的均衡とされる、直観的な道徳理解と理論的な正義原理とのバランスを熟慮する、ということは大事と理解できても、やはり納得しづらいものはあります。2022/08/14

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