出版社内容情報
経済学の基礎であるマクロ経済学を,ケインズ経済学を中心に新古典派経済学の理論もあわせて解説.日本経済を読み解く力を身につけることを目標に,基本的な概念と用語,基礎的な理論,関連した統計を丁寧に説明.
内容説明
経済学の基礎であるマクロ経済学を、ケインズ経済学を中心に新古典派経済学の理論もあわせて解説する。マクロ経済学を理解するために必要な、基本的な概念と用語、基礎的な理論、関連した統計を丁寧に説明し、急速に変化しつつある日本経済を読み解く力を身につけることを目標とする、初学者のためのテキスト。
目次
第1章 国民所得統計―マクロ経済の鳥瞰図
第2章 GDPの決定
第3章 資産市場
第4章 IS/LMモデル
第5章 オープン・エコノミーのマクロ経済学
第6章 失業とインフレーション/デフレーション
第7章 新古典派マクロ経済学
第8章 消費・貯蓄と投資
第9章 景気循環
第10章 経済成長
著者等紹介
吉川洋[ヨシカワヒロシ]
1951年生まれ。74年東京大学経済学部卒業後、イェール大学大学院に進む。ニューヨーク州立大学助教授、大阪大学助教授、東京大学助教授を経て、現在東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。Ph.D.。専攻はマクロ経済学
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感想・レビュー
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葉
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マクロの入門的位置づけであり、古本で100円だったので購入した。入門書はマンキューマクロや中谷先生、大竹先生のマクロで十分だったのではないかと思った。数学の比重が少ないので吉川先生らしくない?のかもしれない。内容は国民所得統計によるグラフと現状の把握からGNP(国民総生産)の決定として、有効需要の原理の説明があり、資産市場としてトービンのqについて書かれており、マクロでおなじみのIS/LM曲線の説明と開放経済についてフィリップス曲線についてや新古典派の理論について、消費と貯蓄で、ラストは専門の景気循環。2014/10/13
kenkou51
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マクロ経済学の非常にオーソドックスな入門書。ただ数学が苦手な人や文系出身者にはじゃっかん敷居が高いかも。満遍なく基礎知識が身につくとてもよい本だと思います。2013/04/02
くま
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現在、経済学科の学生なので試験勉強のため本書を読みました。試験範囲の項目IS/LMモデルを重点的に読みました。図が多いので理解がしやすかった。2009/01/18