仏典を読む〈1〉ブッダの生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000266215
  • NDC分類 183
  • Cコード C0015

出版社内容情報

ブッダのことばにもっとも近いとされる最初期の仏典の数々.ブッダの誕生,悪魔の誘惑との戦い,そして最後の説法-ブッダの生涯に即して語り伝えられている「お経」の中に,力強く智慧に満ちた「仏教の心」が浮かび上がる.

内容説明

いわゆる原始仏典から「般若心経」「法華経」「浄土三部経」など大乗仏典まで、その内容を初心者にもわかりやすくよみとく「お経」入門シリーズ。本書では、最初期の仏典の中から、ブッダの誕生から最後の説法まで、ブッダの生涯に即して語り伝えられている「お経」をよむ。その力強く智慧に満ちたことばは、我々現代人に「生きる心がまえ」を教えてくれる。ラジオ放送時に大評判をよんだ故・中村元博士の名講義が、いま蘇る。

目次

第1回 ブッダの生涯―『スッタニパータ』(1)
第2回 ブッダのことば―「スッタニパータ」(2)
第3回 悪魔の誘惑―『サンユッタ・ニカーヤ』(1)
第4回 生きる心がまえ―『サンユッタ・ニカーヤ』(2)
第5回 ブッダ最後の旅―『大パリニッバーナ経』
解説

著者等紹介

中村元[ナカムラハジメ]
1912(大正元)年、松江市生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授。インド哲学を中心に、幅広くかつ超人的な仕事ぶりで知られ、海外からも高い評価を得た。旺盛な学術研究・教育活動のかたわら、仏教を多くの人々にわかりやすく伝えることをめざして平易な入門書を数多く執筆、また、東方研究会・東方学院を創設し、学問普及に大きな役割をはたした。1999(平成11)年没

前田専学[マエダセンガク]
1931年(昭和6)年、名古屋市に生まれる。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒業。中村元氏に師事し、東京大学教授をへて、武蔵野女子大学教授などを歴任。東京大学名誉教授、日本印度学仏教学会理事長。専門はインド哲学・仏教学。中村氏の遺志を受け継ぎ、東方研究会理事として活動、現在にいたる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんやん

11
自分にとってブッダとは、やはり手塚治虫の漫画の印象が強い。それから、ヘッセ、中勘助、あとベルトルッチの映画かなあ(キアヌ・リーブス!)。本書はラジオ放送の書籍化ということで、活字も大きく、大変わかりやすく、豆知識も得られました。ただわかりやす過ぎて、逆になかなか頭に入ってこないということもあるのだな、と。仏教にはキリスト教やイスラム教のような唯一の聖典がないというのは、アジア的という気がします。原理主義はあり得ない。原始仏典は、明治以降ヨーロッパの研究を通して日本に入ってきたなんて、びっくり!2017/06/21

AR読書記録

4
こちらも仕事がらみで。のちのちの大発展を遂げた“仏教”からすると、原始仏典でブッダが説いていることはしごくまっとうな人生指南というか、“宗教”っぽくないというか。他人の立場に立って考える、これだけを世界中みんなが実践できれば、それでもうすべてオッケーな気もしますね。その後、社会の変化等により教理・論理も複雑化細分化していくのは仕方ないことではあるのだろうけれど、これくらいシンプルな“教え”が、好きだなあ。2018/03/26

仮名

3
「スッタニパータ」「サンユッタ・ニカーヤ」「大パリニッバーナ経」から重要句を抜き出して易しい解説を交えながら、原始仏典のエッセンスを丁寧に教えてくれる。ラジオ放送での連続講義をシリーズ本にまとめたものなので、とても読みやすくブッダの人生と思想に触れることができる。最近は「スッタニパータ」を常に持ち歩いて読んでいるけど、こうやって講義調で読むと着目点が変わって面白い。まだ未読のほかの原始仏典も、中村先生の訳本をいずれ手に入れたいな。2012/06/17

ジュリ

2
NHKでラジオ放送されていたものをもとにした本。優しい語り口調でわかりやすい。2023/08/26

K子

2
先に読んだブッダの言葉に感銘を受けて、ブッダに興味を持ち読んだ。とてもわかりやすく書かれてあり、読みやすい。少しでも、私の生活の中にブッダの教えを取り入れたい。2016/04/22

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