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出版社内容情報
ウォーレシアとは,東南アジアとオセアニアの間の多島海地域で,多彩で独特の自然と複雑な人類史を持つ.香料諸島や植民地抗争の舞台として,歴史上重要な役割を果たし,今は宗教抗争が激しい.この地域の自然と歴史,文化を問う.
内容説明
特異な自然、錯綜する人類史―。博物学者ウォーレスの名を冠する魅惑の世界。
目次
ウォーレシアの自然(ウォーレシアの自然史;第二ウォーレス線―進化論と人種論;スラウェシ島マカク七種の謎)
人と生活(サゴヤシ文化圏;セラム島のクスクス猟)
歴史のなかのウォーレシア(香料と人類史;ザビエルの訪れた香料列島;スールー海域世界―スペイン領マニラと中国貿易)
口絵の言葉(トリバネチョウとウマノスズクサ)
座談会(マルク「宗教抗争」はなぜ起きたのか―ウォーレシアの歴史と現在)
著者等紹介
尾本恵市[オモトケイイチ]
1933年生。人類遺伝学。桃山学院大学。『ヒトはいかにして生まれたか』(岩波書店)、『分子人類学と日本人の起源』(裳華房)、『ヒトの発見』(読売新聞社)
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