海のアジア〈2〉モンスーン文化圏

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000265720
  • NDC分類 292
  • Cコード C0325

出版社内容情報

アジアと地中海をつなぐ広大なインド洋.モンスーンが育む自然の息づかいと,それを巧みに利用する人びとの交流のうねりが,平和で多様な海世界をつくりあげてきた.海から陸を見つめ,アジアの新しいすがたを提示するシリーズ第2冊.

内容説明

はるか数千キロの波濤を越え、マダガスカルへ渡った東南アジアの人びと。ダウ船とジャンク船が行き交い、人・もの・情報が集散する港市…。モンスーンが育む自然の息づかいと、それをたくみに利用する人びとの交流のうねりが、排除のない、平和で多様なインド洋海域世界をつくりあげた。アジアとヨーロッパをつなぐ広大なインド洋の歴史と現在を総合的に提示する。

目次

モンスーン文化圏という世界
モンスーンの卓越するインド洋
インド洋伝統船の世界
イスラム以前のインド洋世界―ソコトラ島から垣間見る
港を掘る―シナイ半島の港市遺跡
アジアから見た東インド会社
マダガスカルとボルネオのあいだ
インド洋のカヌー文化―マダガスカル沿岸漁民ヴェズの村から
インド洋世界に広がるインド系社会
ハドラミー・ネットワーク
鳳凰は海路で渡った
座談会 モンスーンが育む世界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yooou

0
☆☆☆★★2004/09/04

ckagami

0
インド洋、季節によって風が真逆に変わる海域の、個別の違いよりは一帯としての大きな流れを探ろうという本。東南アジアからマダガスカルへ、ハドラマウト(イエメン)から東南アジアへ、英国植民地支配に由来するインド系の各地への移民、と、西洋中心の歴史叙述では見られない視点で人間の移動と交流を描き出す。面白い。2021/08/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/458177
  • ご注意事項