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20世紀の定義〈4〉越境と難民の世紀

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  • サイズ A5判/ページ数 279,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000265546
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0322

出版社内容情報

既成の国境はなぜ変動したのか.移民,旅,戦争,マイナリティ,原理主義等の変遷をたどり,大規模な越境と難民を生み出した前世紀の経験を描き出す.この時代において,新たな公共的生存はいかに可能となるのかを問う.

内容説明

「いま」をつくった言葉、20世紀の自画像。旅・漂流・離散。国境と制度と権力からの解放か、大地と伝統と親密さからの追放か。普遍化したアットホームレスな生の形。

目次

1 二〇世紀を読む(情報と国境;帝国と民族;ヨーロッパ的“人間”と“人類”―アンスロポスとフマニタス;移民・亡命者・強制移動・難民)
2 はじまりの二〇世紀(大地からの解放―別離と再会の行方;国民国家の生成と変容;ホロコースト―強制移住の果てに;発信するマイノリティー/いらだつマジョリティー;「原理主義」)
3 統計・趨勢の異読・快読(趨境的移動とその手段;都市への民族大移動―高度経済成長下の東京;オリンピックの政治性―スポーツは、「境界」を越えることができるか)