出版社内容情報
ヘーゲルは近代社会の特質を全体的かつ本質的に浮彫りにした最初の思想家であった.人間の主体性と自己疎外,政治の優位と自由の可能性,理性の絶対視と歴史の弁証法―壮大な思想体系の現代的意義を論じた画期的な入門書.
内容説明
近代社会の特質とは何か。ヘーゲルはこの問いに、全体的・本質的な答えを提出した最初の偉大な思想家であった。人間の主体性と自己疎外、政治の優位と自由の可能性、理性の絶対視と歴史の弁証法、言語と意味の発見―これらはなお、今日的課題である。壮大なヘーゲル思想体系の現代的意義を浮き彫りにする労作。
目次
第1章 自由、理性および自然(表現と自由;具体化した主体;主体としての絶対者 ほか)
第2章 政治と疎外(永続する抗争;理性の諸要求;倫理的実体 ほか)
第3章 自由の問題(ヘーゲル哲学の終わり;人間への関心の集中;状況内にある自由 ほか)
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