出版社内容情報
「フランス革命」はこれまで,歴史的事象として正当に位置づけられてきたのだろうか.トクヴィルに拠りながら,歴代の革命史家によって歪曲された革命像を論争的に検討し,等身大の歴史として革命を脱神話化する.
内容説明
歴史家・思想家たちによってこぞって顕彰され、その記念碑に銘文が書き続けられる「フランス革命」。この革命は歴史的事象として果たして正当に位置づけられているのだろうか。トクヴィルに拠りながら、歴代の革命史家によって歪曲された革命像を論争的に検討し、等身大の歴史として革命を脱神話化する問題の書。
目次
第1部 フランス革命は終わっている
第2部 三つの可能なフランス革命史(革命家の教理問答;トクヴィルとフランス革命の問題;オギュスタン・コシャン―ジャコバン主義の理論)