出版社内容情報
裁判員制度が導入されたことで、いまの刑事裁判にどのような変化が生じ、どのような課題が見えてきたか。買切。
内容説明
裁判員制度が導入されたことで、刑事裁判にどのような変化が生じ、どのような課題が見えてきたか。事実認定・量刑のあり方などの基本問題から、少年事件、性犯罪をめぐる課題、上訴、再審制度など、さまざまな視点から現行システムを問い直し、「あるべき刑事裁判」の姿を探求する。
目次
1 裁判の基本問題(刑事事実認定の基本的あり方;情況証拠による事実認定;自白の任意性・信用性の判断―裁判員裁判と取調べの録音・録画を中心に;量刑の基本的考え方)
2 裁判員裁判はどうあるべきか(裁判員制度と手続二分;裁判員制度の導入により刑事裁判はどう変わったか;少年事件と裁判員制度;裁判員裁判における「性犯罪の量刑」について;裁判員裁判における評議の現状と課題―裁判員と裁判官の実質的協働を実現するための提言)
3 あるべき上訴・再審制度はどのようなものか(裁判員制度の下における上訴審のあり方;無罪判決に対する検察官上訴は許されるべきか;再審制度の抱える諸問題)
著者等紹介
木谷明[キタニアキラ]
1937年生。弁護士、元裁判官、元法政大学法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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