出版社内容情報
被害者や遺族の声をどのように刑事司法に取り込むか。被害者の司法への関わり方やその支援・保護はどうあるべきか。そして加害者家族への支援はどう進められるべきか。心理学者、弁護士、ジャーナリスト、刑事法研究者らが多面的に考察。
内容説明
犯罪被害者や遺族の声を刑事司法のプロセスに取り込むにはどうすればいいか。被害者の支援・保護はどうあるべきか。そして加害者家族への支援はどう進められるべきか。被害者参加制度、性犯罪の厳罰化を規定した改正刑法などを踏まえ、社会的・政治的にも、また、法的・心理的にも複雑で込み入った文脈に分け入り、「犯罪被害者問題」を多面的に考察する。
目次
1 犯罪被害者をめぐる情勢はどうなっているか(被害者問題のポリティクス―刑事司法は、犯罪被害者のためにあるのか?;被害者の刑事手続への関与とデュープロセス;被害者参加と量刑)
2 犯罪被害者の支援と保護はどうあるべきか(犯罪被害者支援;被害者とトラウマ;犯罪被害者と法執行;少年事件と犯罪被害者―少年法が犯罪被害者に与える加害と向き合う;性犯罪被害者と刑事司法―法・制度の改正に向けて)
3 被害者論のあした(修復的司法―何が実現され、何が実現されなかったか;子どもの司法面接とケア;犯罪被害者遺族と刑罰―「遺族の回復」から見た死刑;司法臨床における被害者と加害者;関係性の暴力と加害者対応―男性加害者との対話、そして責任の召喚・行動変容に向かう暴力臨床;「加害者家族」という問題)
著者等紹介
指宿信[イブスキマコト]
1959年生。成城大学教授。刑事訴訟法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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