出版社内容情報
2002年から,「総合的学習」が実施される.本書では,わが国における総合学習の歩みと海外での成果,さらに最近の先進的な実践を紹介し,子どもの生活と体験に根ざした学習はいかにしたら創れるかを具体的に示す.
内容説明
いよいよ2002年から「総合的学習」が実施される。しかし、ながく学校教育を支配してきた教科書中心の「教え込む」一斉授業からの脱皮は容易なことではない。戦前からの古い歴史をもつわが国の総合学習の歩みと海外での成果、さらに最近の先進的な実践を紹介して、子どもの生活と体験に根ざした新しい学習はいかに創造できるかを具体的に示す。
目次
1 総合学習の歴史(一世紀前の総合学習―樋口勘次郎の「飛鳥山遠足」;及川平治の動的教育法と題材観;「研究学級」と淀川茂重の実践 ほか)
2 英国のトピック学習に学ぶこと(海外の実践との出会い;ナショナル・カリキュラム以後;トピック学習の事例―二つの教育雑誌から ほか)
3 一人ひとりからの出発(教科学習と総合学習―牛山栄世さん;「妙音沢」の実践―室田明美さん;三つの「水の授業」 ほか)