出版社内容情報
見つめること,傷つくこと,とどかない言葉,濃密な空気-現代の愛の感覚を求めて,人間関係の凝縮されたかたちをとらえる.【収録作家】O.パス/I.B.シンガー/J.ボウルズ/李昂/J.ウィンターソンほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
peeping hole
4
序文の沼野充義の恋愛文学論の熱量が凄い。ねずみ、波と暮らして、野外の一日、なんてすてき、詩としてのセックス…よかった。翻訳がそんなに出てない作家ばかり。解説は大澤真幸。2020/11/25
tona
1
ロシア、スペイン、中国など世界中から、多様な「愛のかたち」を描いた短篇を集めたアンソロジー。ジャネット・ウィンターソンの「詩学としてのセックス」を目的に手に取ったが、オクタビオ・パスの波に愛された男の数奇な日々を描いたの「波」が非常に印象的な作品だった。2013/09/25
Mr.k335
1
オクタビオ・パスの「波と暮らして」、ジェイン・ボウルズの「野外の一日」、ヴィトルド・ゴンブロヴィッチの「ねずみ」が面白かった。2013/08/16
gu
1
ちょっと主義主張が強い気がする。ゴンブロヴィッチ『ねずみ』、李昴『色陽』、ソローキン『愛』が良かった。2012/07/27
きゅー
1
短編集だが、著者のメンツが凄い。オクタビオ・パス、セルゲイ・ドヴラートフ、アイザック・バシェヴィス・シンガー、ドゥブラフカ・ウグレシッチ、ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ、ジェイン・ボウルズ、タデウシュ・ルジェヴィッチ、グロリア・サワイ、李昂、ウラジーミル・ソローキン、ベス・ヌジェント、ジャネット・ウィンターソン。これらの名前を見て、ビビッときた人は手にとってみることをおすすめします。




