出版社内容情報
教育社会学の70年間の変化と成果、学問としての特徴、課題と展望を指し示す。執筆者=広田照幸、苅谷剛彦、矢野眞和、酒井朗、中澤渉、北澤毅、久富善之、今田絵里香、倉石一郎、仁平典宏、岡本智周、木村元、筒井美紀。
内容説明
学会創設70年記念書き下ろし論集。教育社会学とはどのような学問分野か。その歴史を振り返り、研究の最前線を探る。
目次
日本の教育社会学の七〇年
1 教育社会学の再検討(教育社会学と隣接諸学;“近代化”としての社会変動と教育―キャッチアップ型近代と教育社会学;政策科学への遠い道;教育社会学と教育現場―新自由主義の下での関係の模索)
2 教育社会学の理論と方法(教育社会学と計量分析―到達点と今後の展開;教育社会学における質的研究の展開―質的研究における一般化問題を考えるために;日本の教育社会学の理論―倫理問題と実証性;教育社会学と歴史研究―移動・選抜、社会史、ジェンダー史の観点から)
3 教育社会学の新たな課題(「貧困」「ケア」という主題の学問への内部化―教育社会学における排除/包摂論の生成と残された課題アイデンティティ概念の構築主義的転回とその外部―ジェンダー・エスニシティ・若者・起源;国家・ナショナリズム・グローバル化―国民国家と学校教育;少子高齢化社会と教育の課題―人口変動と空間変容に注目して;「変容する産業・労働と教育の結びつき」へのアプローチ)
まとめと展望 教育社会学の「総合評価」の試み
著者等紹介
本田由紀[ホンダユキ]
1964年生。東京大学大学院教育学研究科教授。教育社会学
中村高康[ナカムラタカヤス]
1967年生。東京大学大学院教育学研究科教授。教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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