出版社内容情報
「国際関係学」や「国際学」は,現代世界の認識と「問題解決」にどのように貢献するのか,独自の方法論はあるのか,輸入学をこえて体系はどう構築されるべきか.「世界関係性の広領域学」と捉える著者が試みた画期的な原論.
内容説明
近年、国際関係に関する教育や研究は隆盛であるにもかかわらず、「国際関係学」や「国際学」の「原論」はなおざりにされている。この学問は、現代世界の認識と「問題解決」にどのように貢献するのか、独自の方法論はあるのか、輸入学をこえて体系はどう構築されるべきか。「世界関係性の広領域学」と捉える著者が試みた画期的な原論。
目次
1 基本的な諸前提(国際関係学の方法;国際関係の変容)
2 国際関係の諸要因(人間解放の主体的諸契機;国民国家の変容;場としての「地域」;国際機構)
3 学際性試論(政治と経済;社会と歴史;文化と社会;地球環境問題と国際関係学)
4 諸問題の批判的考察(「世界無関係」性のブーメラン;国際体制と運動;「問題解決学」を問う;世界関係性の中の日本)




