シェイクスピアを追え!―消えたファースト・フォリオ本の行方

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000259651
  • NDC分類 932
  • Cコード C0098

内容説明

一六二三年に初のシェイクスピア全集として刊行され、二一世紀にいたって六億円で落札された世界でもっとも高額な書物、ファースト・フォリオ。このコレクター垂涎の稀書が、四〇〇年の間にたどってきた数奇な運命をめぐるエピソード集。隠し持つ?売り飛ばす?切り刻む?富豪、泥棒、愚者、変人、フォリオの魅力にとり憑かれ、人生を翻弄された人びとの悲劇と喜劇!

目次

英国一の嫌われ男―駐英スペイン大使ゴンドマールのファースト・フォリオ
ファースト・フォリオ・ハンターたち
キューバ詐欺事件―ダラム大学のファースト・フォリオ
待機こそ最大の試練
とり戻せず―マンチェスター大学のファースト・フォリオ
手癖のわるい(?)教皇
親密なる交わり―ペンブルック伯爵家のファースト・フォリオ
愛国主義、弾痕、とり戻された宝物
蔵書狂―サー・トマス・フィリップスのファースト・フォリオ
シェイクスピアの瞳を覗きこんで
涙する小川にまっさかさま―フィスク・ハリスのファースト・フォリオ
帰れ、アランデル城の庭へ
英国王チャールズ一世のおそばつかえ―王党派のフォリオ、清教徒のフォリオ
とり憑かれて
盗作者、密輸人、靴セールスマン、そしてヒトラー―ウィリアムズ・カレッジのファースト・フォリオ
バビロンの娼婦はなぜいじくりまわされているのか?
ひき離されて―ヘレフォード大聖堂のファースト・フォリオ
クリエイティヴ・コントロール
持ち去られて盗まれて―ウィリアム・ビーストンのファースト・フォリオ
世界でもっとも盗まれつづけた宝物

著者等紹介

ラスムッセン,エリック[ラスムッセン,エリック] [Rasmussen,Eric]
1960年生まれ。シェイクスピア研究者(書誌学・本文批評)。米国ネヴァダ大学英文科主任教授

安達まみ[アダチマミ]
1956年生まれ。聖心女子大学教授。日本シェイクスピア協会会長(2009‐13)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青縁眼鏡

3
デヴィッド・テナントの『ハムレット』のエピソードがよかった。2019/07/20

いるか

1
「ビブリア古書堂」でファースト・フォリオが取り上げられていて興味を持ちました。盗まれて戻ってきたもの、戻らないもの、行方知れずのもの、大事に保管されているものとフォリオにもそれぞれの物語があって、本の「人生(?)」もいろいろだなぁと思いました。日本にまとまった数のフォリオが所蔵されているのには驚きです。 2018/12/07

takao

1
1623年に刊行された、初のシェイクスピエア全集で、世界でもっとも高額な本。2017/06/03

うさぎ

1
シェイクスピアのファーストフォリオに関する色々なエピソードでした。2016/02/13

みるこおら

0
傷のない本より代々の持ち主の書き込みがある方がコレクターの興味をそそる価値があるなんて、思ってもみなかった。古書、稀覯本に対する見方が変わった。2017/06/05

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