専門家として教師を育てる―教師教育改革のグランドデザイン

個数:
  • ポイントキャンペーン

専門家として教師を育てる―教師教育改革のグランドデザイン

  • 佐藤 学【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 岩波書店(2015/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 38pt
  • ウェブストアに13冊在庫がございます。(2024年05月01日 09時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000259613
  • NDC分類 373.7
  • Cコード C0037

内容説明

日本の教師教育は国際比較で最低レベルに落ち込んでいる。教職の高度化と専門職化は、教育改革の喫緊の課題である。教師の半数近くが向こう10年間で入れ替わる現在、教師教育改革の成否が日本の未来を決定するだろう。本書では、専門家として教師が育つための政策と実践を、グランドデザインとして開示する。

目次

プロローグ―危機と改革
1 改革の緊急性―教職の三つの危機
2 改革の桎梏―混迷の背景
3 教える専門家から学びの専門家へ―二一世紀の教師像
4 教師教育改革の課題と政策
5 専門家教育としての教師教育―教職の職人性と専門職性
6 教師教育のカリキュラム改革
7 授業研究の改革―ケース・メソッドの開発へ
8 教師が学び育ち合う学校―同僚性の構築
9 大学と大学院の改革―専門家教育へのパラダイム転換
10 新たな挑戦への提言―改革と政策のグランドデザイン
エピローグ―教師・大学関係者・政策決定者・市民へのメッセージ

著者等紹介

佐藤学[サトウマナブ]
1951年広島県生まれ。学習院大学文学部教授。東京大学名誉教授。専門は学校教育学。全米教育アカデミー(NAE)会員、日本学術会議第一部(人文社会科学)前部長、日本教育学会前会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

25
学びの共同体づくりを提唱し3000校もの現場を知る著者、外に対してはポジティブにそれを紹介している人が、教育界、特に教員養成に関わる側の人々に対し、現場の状況と国際比較の観点から徹底的に今の問題点を突く。外側に居る我々には取扱い注意な本だ…。◇「専門職」の5つの要件。①公共的使命、②専門性基準、③専門家協会、④外部からの自律性、⑤倫理綱領。日本の教師には①以外が存在していない。そのことが、世界の潮流たる教師の高度化・専門職化を決定的に遅らせ現場を歪ませている、と。◇しかしこれ、教師に限った話じゃないな…。2019/02/25

Nobu A

8
ドナルド・ショーンの翻訳本「専門家の知恵」以来の佐藤学先生本。教育界の現状を様々な視座から俯瞰し教師教育改革を提唱。歴史的背景やアメリカとEUの国際比較を交えながら日本の問題点にあらゆる角度から検証し読み応え十分。でも、正直壮大。2点気になった。まず、情報の非対称性が強い弁護士や医師と何度も比較しているが、小学生時から数多くの教師に接し教育を受けてきた点が大きく違い、並列に違和感。そして、「理論と実践の統合」に米国の大学院授業料免除+生活費支給のTA/RAの言及無しが不思議。しかし、とても勉強になった。2021/03/31

かるー

4
10年ほど前の本だし、今現実になりつつある問題もあり得ないだろって主張もされているが我々教師が何でもやではなく、専門家として働くための提言を現場、教員養成、大学院、社会的立ち位置等様々な角度で論じられている。現場の人間として、校内での研修をリフレクションベースでやっていく必要があるし、自分たちの力で身近なところを変えていかなきゃいけないと思う2024/03/16

Tsuneyuki Hiroi

3
佐藤学先生は、現代の教育改革の理論的支柱を築く上で最も貢献した人の一人であろう。佐藤先生のおっしゃる理論はわかりやすく、小生が仕事をする上でも大いに参考にしているところである。 この本は、教育改革にあたり、日本の教師の現状と対策を述べたものであるが、教育学以外の学部卒の小生には、言いたいことはわかるにしても、卑屈になってしまう内容だった。 教師になりたいと頑張る者は、定められたカリキュラムを頑張って履修するのが精一杯。大学・大学院でのシステム改革と、教職に就く夢を持って学ぶ者のバックアップを求めたい。

ぴーたん

3
本の帯には、「教える専門家から学びの専門家へ」21世紀の教師像を実現する希望の提言、とありました。教師教育は大学をこんな風にしたらいいんじゃないか、校内研修はこうすべきという大きな枠での提言が中心でした。先進国で学士卒の教師でOKにしているのは日本だけ、他国は修士卒当たり前なんだそうです。だからレベルが低い。また、教育学部卒でなくても多くの大学で教員の免許が取れてしまうなどなど問題が山積みとのことでした。教職は「誰にでもつとまる易しい仕事」ではなく「誰にもつとまらない専門職」。私もつとまらないな…。2015/05/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9508484
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。