出版社内容情報
20世紀法哲学界の巨人、ハンス・ケルゼン。彼の採る法理論上の立場を書名に持つ『純粋法学』こそ、ケルゼン自身の考えが最も体系的に提示されている代表作である。初版を全面的に書き改め、論点を大幅に拡充させて、1960年にアメリカで出版された第二版を、ケルゼン研究の第一人者の手によりここに訳出、刊行する。
内容説明
20世紀の法哲学に最も大きな影響を及ぼしたハンス・ケルゼン。彼が自らの法理論上の立場を体系的に説いた『純粋法学』こそ、ケルゼン最重要の書である。アメリカ移住後の1960年に刊行された第二版を、ケルゼン研究の第一人者の手により新訳、ここに刊行する。
目次
第1章 法と自然
第2章 法と道徳
第3章 法と科学
第4章 法の静学
第5章 法の動学
第6章 法と国家
第7章 国家と国際法
第8章 法の解釈
著者等紹介
ケルゼン,ハンス[ケルゼン,ハンス] [Kelsen,Hans]
1881年生。オーストリア出身の公法学者・国際法学者。1919年ウィーン大学教授。オーストリア共和国圏法(1920年)を起草。オーストリア憲法裁判所の終身判事に就任(しかし1929年罷免)。1930年ケルン大学教授、1933年ナチ政権成立と同時に罷免。スイスの研究所に移る。1940年アメリカに移住。カリフォルニア大学(バークレイ)教授。1973年没
長尾龍一[ナガオリュウイチ]
1938年生。旧満州チチハル生まれ。法哲学。東京大学教養学部教授、日本大学法学部教授を歴任。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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