内容説明
麹町中学内申書裁判や自衛官合祀拒否訴訟など、教育、子ども、宗教、国家シンボルなどをめぐって内心の自由や信教・教育の自由が問題となった憲法訴訟を数多く手がけてきた弁護士による貴重なドキュメント。法実践の場において著者が出会い、その重要性に気づかされた概念―「人権」の基底にあって、問題解決のための法的規準となり得る「寛容」について考察する。
目次
1 寛容と人権についての序論的考察
2 国籍と人権
3 信教の自由と政教分離原則
4 学校における生徒の基本的自由の尊重
5 教育を受ける権利の中での就学義務と親の位置
6 障害のある子の教育を受ける権利
7 立憲主義の危機と教育基本法の変質
著者等紹介
中川明[ナカガワアキラ]
1941年、生まれ。1964年、京都大学法学部卒業。1968年、同大学院法学研究科修士課程修了。1970年弁護士。1993‐1995年、日本弁護士連合会子どもの権利委員会委員長。1997‐2002年、北海道大学法学部・同大学院法学研究科教授。2004‐2012年、明治学院大学大学院法務職研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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