思想の不良たち―1950年代 もう一つの精神史

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000258913
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

戦争期を経て戦後へ,日本の思想が孕んだ矛盾や倒錯はなぜ生まれたのか.それを世界史的な,なおかつ大衆に内在する視点から読み解くには,どのような方法が可能なのか.さまざまな経緯からこの変転と倒錯を外と内から生きざるをえず,果敢な思想的転回を試みた鶴見俊輔,花田清輝,安部公房,きだみのるを中心にとりあげ,日本の近代を根底から問い直す.転換期に生まれた思想の意味を現代に問う.

内容説明

戦争期を経て戦後へ、日本の思想が孕まざるをえなかった転回や倒錯はなぜ生まれたのか。それを世界史的な視点から、また日本思想史に内在する視点から読み解くにはどのような方法が可能なのか。鶴見俊輔、花田清輝、安部公房、きだみのるを中心に、変移を外と内から生きざるをえず、思想的転回を試みた思想家たちをとりあげ、日本の近代を根底から問い直す。

目次

序章 思想の不良たち
第1章 トランスローカルな転回と倒錯 鶴見俊輔
第2章 民族誌的アヴァンギャルド 花田清輝
第3章 「気違い部落」の民族誌 きだみのる
第4章 文学の工場 安部公房
終章 砂のカップル

著者等紹介

上野俊哉[ウエノトシヤ]
1962年生れ、和光大学表現学部総合文化学科教授、社会思想史、文化研究専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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