出版社内容情報
東北沿岸の暮らしと自然を長年追い続けてきた著者にとって,東日本大震災は衝撃だった.津波と原発事故をこえて海辺での生活を新たに始めようとする,長い交流のあった人々と関わり,深く見つめる.地域の再生に,本当に必要なものは何か.農業,漁業,ものづくりなどを多様に結ぶ,日本の地場が震災以前から持ち続けてきた力を問い直し,日本人の生き方を問うドキュメント.
内容説明
東北沿岸の水に関わる暮らしと自然を二〇年近く追い続けてきた著者にとって、東日本大震災は衝撃だった。津波と原発事故をこえ、新たに始められようとする海辺での生活によりそい、東北の再生に本当に必要なものは何か、と問う。農業、漁業、ものづくりなどを多様に結ぶ、東北の地場が震災以前から持ち続けてきた力をみつめ直し、これからの生き方を考える、渾身のドキュメント。
目次
第1章 シジミ漁師の対話漁法
第2章 記憶をつなぐ、小さな桟橋
第3章 忘れがたき造船魂
第4章 潜水艦と広島、そしてパラムシル
第5章 「もまれ牡蛎」への道のり
第6章 東京にいちばん近い東北
第7章 椿のみち
著者等紹介
瀬戸山玄[セトヤマフカシ]
ドキュメンタリスト。1953年鹿児島県市来町生まれ。早稲田大学文学部卒。写真作法を若き日の荒川経惟氏に学び、映像製作会社に勤務後、写真家の道を歩みながらノンフィクションライターとしても「風土と人間」をテーマに著書多数を残す。2000年に、ドキュメンタリスト宣言後は、記録家に。岐阜現代陶芸美術館での展示映像制作を含むロドチェンコ・プロジェクトは03年グッドデザイン賞審査委員特別賞受賞。06年東京海洋大学非常勤講師。映像記録ユニット“Image+物語制作所”代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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