正義・ジェンダー・家族

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000258739
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0010

内容説明

性別分業、女性の経済的依存、権力の格差…家族には男女間の不平等が折り重なっている。古代ギリシャ・ローマから現代に至るまで、公的領域における正義を追求した主流の政治理論・社会理論は、私的領域とみなされた家族のあり方をその射程に入れることはなかった。著者スーザン・モラー・オーキン(一九四六‐二〇〇四)は、本書でこれらの理論を根底から問い、正義に適った家族を実現する道を切り拓いた。フェミニズムがつねに立ち返るべき現代の古典。

目次

第1章 正義とジェンダー
第2章 正義は家族に届かないのか?
第3章 コミュニタリアニズム―伝統と共通理解
第4章 リバタリアニズム―母系制・奴隷制・ディストピア
第5章 公正としての正義―誰にとっての正義か?
第6章 越境する正義―公私二元論への挑戦
第7章 結婚と女性の脆弱性
第8章 結論―人間性を備えた正義に向かって

著者等紹介

オーキン,スーザン・モラー[オーキン,スーザンモラー] [Okin,Susan Moller]
1946年ニュージーランド、オークランド生まれ。ハーヴァード大学で博士号取得。同大学等で教鞭を執り、1990年スタンフォード大学教授に就任。2004年急逝

山根純佳[ヤマネスミカ]
1976年生まれ。山形大学人文学部准教授。ジェンダー理論、ケア・再生産労働論

内藤準[ナイトウジュン]
1976年生まれ。首都大学東京大学院人文科学研究科助教。理論社会学、計量社会学。「自由と責任の制度―パレート派リベラルの不可能性と契約自由解の可能性」(『理論と方法』第20巻第2号、2005年。第7回数理社会学会論文賞受賞)ほか

久保田裕之[クボタヒロユキ]
1976年生まれ。日本大学文理学部准教授。家族社会学、福祉社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

12
1989年初出。稀に使う新刊棚。正義に適った家族とは、公正な社会においてきわめて重要な基礎(22頁)。J.ロールズだけが正義の感覚を発達させ続けることによってのみ、公正で秩序立った社会は安定すると主張(28-29頁)。共感能力は正義の感覚を維持するのに不可欠。恐怖、疑念、分配からの避難所としての家族の理想化はJ.ラスキンが表現するように、19世紀の既婚女性の権利に対する反対論者の中心主張だった(43頁、1871年)。貧困で単身世帯が増え、家族がつくれぬのは不正義である。格差社会は不正義。市民の正義をこそ。2013/09/04

いとう・しんご

0
伝統価値を最優先る主張(コミュニタリアリズム)や私的所有を絶対化し社会的共有を拒否する主張(リバリアニズム)を両性の不平等(ジェンダー)をテコに批判する前半部分は20世紀後半の米国思潮の健全な学びとして評価できる内容。また、ロールズの無知のヴェールという思考実験を用いて具体的な両性間の平等の実現のための政策を検討する本書の最終部分は、とてもワクワクドキドキするもので、手応え十分。訳者は古典的名著と評し、適切な褒め言葉ではあるが決して「セピア色」ではない1冊として読むに値する。2020/01/17

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