出版社内容情報
イギリスの植民地法から出発し,発展を遂げてきたカナダ憲法は,公的機関での英語とフランス語の使用を義務づける「言語権」や先住民の権利保障など,ユニークな多文化主義と少数者尊重を旨とする規定で知られる.このカナダ憲法の全体像を,一般市民に向けてわかりやすく解
内容説明
イギリスの植民地法から出発し、アメリカ憲法とも異なる独自の発展を遂げてきたカナダ憲法。公的機関で英語とフランス語を使用できる「言語権」や先住民の権利を保障する規定などで知られ、多文化主義と少数者尊重を旨とする社会の構築をめざしてきた。このカナダ憲法の全体像を、一般市民に向けてわかりやすく解説。第24回カナダ出版賞受賞。
目次
01 カナダ憲法の歴史
02 カナダの憲法
03 統治のシステム
04 裁判所
05 連邦主義
06 連邦議会の主要な権限
07 個人の権利の保障
08 信教の自由
09 表現の自由
10 平等権
11 民主的権利
12 法的権利
13 言語権
14 先住民の権利
15 結び
著者等紹介
松井茂記[マツイシゲノリ]
1955年生まれ。京都大学法学部卒業。大阪大学法学部教授を経て、現在、ブリティッシュ・コロンビア大学法学部教授、大阪大学名誉教授。専攻は憲法。『カナダの憲法―多文化主義の国のかたち』で第24回カナダ出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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