出版社内容情報
アメリカにおける学校改革の第一人者の代表作
学校は子どもたちに何ができるのか。幼稚園教師からキャリアを開始した著者は、80年代にニューヨークの公立中等学校の改革に乗り出した。アメリカの公教育を変えた教育者の代表作、初の紹介。
内容説明
ニューヨーク市において貧困が深刻で、家庭崩壊や非行などさまざまな問題に悩まされてきた地域で市内トップレベルの学力水準を達成。退学者が大多数を占める地域でほぼ全員の卒業を実現。九割以上の卒業生が大学に進学。しかし、セントラル・パーク・イースト中等学校の「驚異的成功」の中心は、そこにはない。同校を率いた教育者が語る「希望の学校」づくりの記録。
目次
第1章 公教育の擁護
第2章 セントラル・パーク・イースト―もう一つの物語
第3章 学校の活動
第4章 神話と嘘と危険
第5章 選択制は公教育を救う
第6章 小さな学校
第7章 尊敬すること
第8章 授業の再創造
第9章 学問的であること―なぜ、子どもは「教養ある人」になりたくないのか
第10章 失敗と忍耐を超えて公教育へ
著者等紹介
マイヤー,デボラ[マイヤー,デボラ][Meier,Deborah]
シカゴで幼稚園の教師としてキャリアをスタートさせ、以降40年にわたり、フィラデルフィア、ニューヨークの公立小学校で教える仕事に従事した。1970年代からニユーヨークのハーレムで公立小学校、80年代には公立中等学校を創設した。それが本書の舞台となった「セントラル・パーク・イースト中等学校」である。同校は最も成功した学校改革の事例として全米に知られている。1997年から2005年までは自らが創設したボストンのミッション・ヒル・スクールで校長として勤務、それ以後はニューヨーク大学の教授として学校改革に貢献している
北田佳子[キタダヨシコ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。富山大学人間発達科学部准教授。専攻は教育方法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
メルセ・ひすい
mokohei
ある晴れた朝に