内容説明
動物園を根幹から変える動きが進んでいる。それは、人工的な構築物で動物の行動をひきだす行動展示に対して、現地調査にもとづいて野生動物の生息環境を再現し、環境意識を育む場としての動物園への転換をめざす生息環境展示である。本書はそれを具体化するため筆者がとりくんできたさまざまな試みのすべてを伝える。
目次
第1章 未開拓の動物園展示
第2章 アメリカの動物園の動き
第3章 天王寺動物園からの依頼
第4章 ウィルダネスから環境主義へ―アメリカの動物園史
第5章 天王寺動物園「アフリカサバンナ草食動物エリア」
第6章 天王寺動物園「アジアの熱帯雨林」
第7章 天王寺動物園「アフリカサバンナ肉食動物エリア」
第8章 ズーラシア「チンパンジーの森」
第9章 長野市茶臼山動物園「レッサーパンダの森」
著者等紹介
若生謙二[ワコウケンジ]
1954年大阪生。大阪芸術大学芸術学部環境デザイン学科長・教授。東京大学博士(農学)。天王寺動物園再整備「Zoo21」計画で日本造園学会賞受賞。2000年ハーバード大学ダンバートンオークス研究所客員研究員、日本造園学会常務理事、ヒトと動物の関係学会常任理事・事務局長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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cozy
3
表紙は、タイの自然のようで、実は天王寺動物園です。生態展示、行動展示、ランドスケープなど、動物園の展示への取り組みがよくわかる。いくつかの園の事例で、完成するまでの苦労や考えが書かれていて面白い。動物園がかかえる課題は、動物園によって様々だし、展示に対する意識や考え方も様々。何を重視するかは、動物園の規模だったりいろいろあるけど、最後は動物園として何を目指すのか覚悟を決めることかなと。動物園の世界的な情報システムには、意外と日本の動物園とか水族館は参加してなかったりと、知らないこともいろいろあった2015/04/27
メルセ・ひすい
3
14-67赤68 自伝型・生息環境展示型! 現地調査に基づいて野生動物の生息環境を再現し、環境意識を育む場としての動物園への転換をめざす生息環境展示。それを具体化するため筆者が取り組んできた様々な試みのすべてを伝える。2011/02/13




