『歴史とは何か』の人びと―E.H.カーと20世紀知識人群像

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『歴史とは何か』の人びと―E.H.カーと20世紀知識人群像

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  • サイズ 46判/ページ数 324p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000256810
  • NDC分類 201.28
  • Cコード C0022

出版社内容情報

歴史家であり外交官でもあったE.H.カーの有名な講演『歴史とは何か』。このウィットに富んだ講演録を十分に理解するには、当時のイギリスの歴史学に影響を与えた知識人たちへの理解が欠かせない。新訳の訳者がカーの周辺にいた学者たちの生涯と思想を生き生きと描き、20世紀の学問状況を浮び上がらせる知的列伝。


【目次】

 はしがき
 凡 例

Ⅰ 歴史学とオクスブリッジ
 第1章 トリニティ学寮のE.H.カー
 第2章 アクトンと未完の『自由の歴史』
 第3章 トレヴェリアンの「国史」
 第4章 ネイミアの「意味ある細部」
 第5章 トインビーと「大きな輪郭」
 第6章 経済史家にして教育者、トーニ

Ⅱ 変貌するイギリスの知的世界
 第7章 フランス革命史――ルフェーヴルとコッブ
 第8章 『パースト&プレズント』の歴史家たち
 第9章 バーリンとドイチャ、カーの二人の友人
 第10章 ポパーとLSEの変貌
 第11章 エルトンの「国史」

Ⅲ 知と愛とセクシュアリティ
 第12章 マクミラン社の兄弟
 第13章 A.J.P.テイラとトレヴァ=ローパ
 第14章 ウェジウッド「女史」
 第15章 E.H.カーと女性たち

 エピローグ――カーの死後

  あとがき
  史料文献一覧
  人物対照年表
  索 引

内容説明

二〇世紀に大変貌をとげるイギリスの知的世界のただなかでE・H・カーの名講義「歴史とは何か」は生まれた。二つの世界大戦、東西冷戦、グローバル化といった時代の波のなかで中東欧から亡命してきた個性的なユダヤ人たちのインパクトと軋轢、一九世紀以来のドイツ語圏の近代的学問の継承と批判など、学問世界も大きく変貌していく。こうした時代背景とオクスブリッジの独特な環境におけるカーと同時代の人びとの学問と生き様を、新版の訳者が語る。

目次

1 歴史学とオクスブリッジ(トリニティ学寮のE・H・カー;アクトンと未完の『自由の歴史』;トレヴェリアンの「国民史」;ネイミアの「意味ある細部」;トインビーと「大きな輪郭」;経済史家にして教育者、卜ーニ)
2 変貌するイギリスの知的世界(フランス革命史―ルフェーヴルとコップ;『パースト&プレズント』の歴史家たち;バーリンとドイチャ、カーの二人の友人;ポパーとLSEの変貌;エルトンの「国史」)
3 知と愛とセクシュアリティ(マクミラン社の兄弟;A・J・P・テイラとトレヴァ=ローパ;ウェジウッド「女史」;E・H・カーと女性たち;エピローグ―カーの死後)

著者等紹介

近藤和彦[コンドウカズヒコ]
1947年松山市生まれ。東京大学文学部西洋史学専修課程卒業。名古屋大学助教授、東京大学大学院教授、立正大学教授を経て、東京大学名誉教授、王立歴史学会フェロー。専攻、イギリス近世・近代史、史学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ohe Hiroyuki

4
E.H.カーが『歴史とは何か』で言及した人々など当時の「知識人」と言われる人をオムニバス形式で紹介する一冊▼1章あたりは短く、正直知らない人も多いと思うので、一読して頭に入る内容ではない▼だた、タイトルにあるとおり「群像」は目の当たりにできる一冊であり、却って当時の時代の雰囲気やイギリスの大学の雰囲気を感じることができる▼私が、印象に残ったのは「学寮(コレッジ)」である。どうも日本の感覚だと単なる生活拠点ぐらいのイメージになりがちだが、その後人生を決めるほどのインパクトのある場所であることがよく分かる。2026/03/13

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