内容説明
歴史的人文学の来歴を剔抉し、その現場を問う。西欧人文学における歴史意識の諸側面を反省的に捉え、現代の知を挑発する著者の主要な思想史的論考を集成。
目次
存在史的解釈学を越えて―局地主義を捨てない普遍主義へ
1 歴史と共通感覚(歴史なき時代の歴史意識へ;経験と反省)
2 生活世界の隠蔽と開示(十九世紀精神科学の成立と市民社会;精神科学と生活世界の関連―ハーバーマスに即して;解釈学の可能性と限界;キケロ嫌いのドイツ思想;知の制度化と美の機能)
著者等紹介
三島憲一[ミシマケンイチ]
1942年生。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程中退。大阪大学名誉教授。ドイツ思想、近代化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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