出版社内容情報
自己治癒力を引き出し続けるその存在と言葉
文化庁長官になっても心理療法を続けた河合隼雄。「河合語録」や事例発表の記録、河合隼雄を分析した分析家のインタビューを含む精選された論考から、多方面に渉る活躍の基本である、臨床家としての類い希な力量を多角的に捉える。
内容:
[序論]河合俊雄
[記録]思春期の事例についてのコメント(解説:岩宮恵子)/「河合隼雄語録」より抜粋(解説:桑原知子)
[河合隼雄の分析]山中康裕/川戸 圓/皆藤 章/角野善宏/伊藤良子
[河合隼雄という体験]谷川俊太郎×山田馨/柳田邦男/佐渡 裕/中鉢良治
[インタビュー]J.M.シュピーゲルマン
[資料]年譜
内容説明
文化庁長官の激務を引き受けてもなお、心理療法を続けていた河合隼雄。それは多方面にわたる活躍の基本であり、その経験は著作にも反映されている。臨床の際の生の声を収めた「河合語録」や事例発表の記録、河合隼雄を臨床の道へと導いたシュピーゲルマン博士のインタビューを含む精選された論考から、その類い希な力量を多角的に捉える。
目次
序論 臨床家・河合隼雄
記録(家を背負うということ―無気力の裏に潜むもの;「河合隼雄語録―事例に寄せて」(抜粋))
河合隼雄の分析(臨床家河合隼雄―私の受けた分析経験から;分析体験での箱庭;河合隼雄という臨床家;スーパーヴィジョンの体験から;河合隼雄の心理療法)
河合隼雄という体験(対談:河合さんというひと;物語を生きる人間と「生と死」;河合先生との対話;私の「河合隼雄」)
インタビュー ユング派河合隼雄の源流を遡る(J・M・シュピーゲルマン)
資料 河合隼雄年譜
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
詩人。1931年12月東京生まれ。東京都立豊多摩高等学校卒
鷲田清一[ワシダキヨカズ]
哲学者。1949年9月京都生まれ。京都大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。大阪大学総長
河合俊雄[カワイトシオ]
臨床心理学者。1957年9月奈良県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程中退。Ph.D.ユング派分析家資格取得。京都大学こころの未来研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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