出版社内容情報
日朝平壌宣言そして拉致被害者五人の帰国から二〇年余。日朝関係改善の窓は開いたと同時に閉ざされ、歴代政権は拉致問題を最重要課題として北朝鮮への圧力を強めてきたが、進展は見られない。止まった時を動かし解決するには何が必要か、極秘交渉に携わった外交官、記者、被害者家族、議員経験者など多角的な視点からの提言。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
稲岡慶郎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
4
拉致問題の障害となってきたのは、北朝鮮を蔑視する姿勢だろう。ことあるごとに朝鮮を差別し、侮蔑し、何をやるかわからない人間以下の存在として見てきたからこそ、まともに交渉をする必要は無い、圧力を加えれば、彼らは貧しいのだから折れるしかないとの間違った判断があった。 拉致問題について考えるなら必読と思う。 2024/05/30
山葵
3
北朝鮮の拉致問題について取り組んできた学者、拉致被害者家族、ジャーナリストがそれぞれの立場から拉致問題と日本政府の動きについて解説。 北朝鮮関連の情報には多く接している私でも初めて知る情報が含まれており、その意味で興味深い。 極めて強硬な姿勢を取る「救う会」に影響されて次第に右傾化し、圧力団体と化している「家族会」。拉致問題で失敗すれば政権を保つことができないと、積極的に北朝鮮との対話をせず、北朝鮮の拉致の悲惨さばかり広報するだけの日本政府。 拉致問題の解決のためにやるべきことはなんだろうか。2024/04/06
takao
2
ふむ2024/07/30