- ホーム
- > 和書
- > 社会
- > 社会問題
- > マスコミ・メディア問題
内容説明
東日本大震災以降、福島第一原発事故の報道によって、マスメディアへの信頼は大きく揺らいだ。そんな中で「真実」を報道し続け、高い評価と支持を得たラジオ番組が大阪にあった。「たね蒔きジャーナル」(毎日放送)である。リスナー目線の原発報道、特に小出裕章助教による原発事故解説は多くの人びとから信頼され、インターネットを通じ日本全国、そして世界にも番組の存在が知られることとなった。残念ながら「たね蒔きジャーナル」は打ち切られた。だが、その存続運動から、新たな報道番組「ラジオフォーラム」が誕生した。本書では、「ラジオフォーラム」誕生までの歩みを振り返り、ジャーナリズムのあるべき姿、市民メディアの可能性、番組で伝えたいテーマなどを、パーソナリティーたちが思いを込めて綴る。
目次
特別寄稿 「ラジオフォーラム」という希望
1 「ラジオフォーラム」前史
2 「たね蒔きジャーナル」から「ラジオフォーラム」へ
3 冬の時代にジャーナリズムの広場を―「ラジオフォーラム」の実験とラジオの未来
4 人と社会をつなぐ―「ラジオフォーラム」への期待
5 市民メディア「ラジオフォーラム」の使命
6 報道されないアフガン、シリア、イラクの真実
7 ラジオとヘイトスピーチとジャーナリズム
8 福島第一原発を報道し続ける意味
9 対談 本当のことを知りたい!―ラジオ報道番組に何を求めるか
著者等紹介
小出裕章[コイデヒロアキ]
京都大学原子炉実験所助教。専門は放射線計測、原子力安全。専門家の立場から、一貫して原子力の危険性を訴え続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。