出版社内容情報
知らない、わからない、考えない、どーでもいい、関係ない。こうして悲劇は日常に満ちている。だから、あなたのそばには演劇が! 参加してみよう、わっしょい! まず、「ぜんっぜんわからねー」と叫ぶことから。
内容説明
知らない、わからない、考えない、どーでもいい、関係ない。こうして喜劇は日常に満ちている。だから、あなたのそばには演劇が!心ないわかりやすいフレーズ、時間で成立する熟議、中身のない丁寧な説明…舞台はあそこでも、ここでも。参加してみよう、わっしょい!まず、「ぜんっぜんわからねー」と叫ぶことから。京都にアトリエ「アンダースロー」を構える劇団「地点」代表、演出家の三浦基。演劇は偉い。なぜならそこにはあなたが、私が、我々がいるから。我々がいるところとしての舞台、生活、政治、すべては「わからない」から始まる。ではご一緒に。
目次
1(生身の観客;走り続ける1 駈込ミ訴ヘ ほか)
2(3月11日は初日だった。;日本現代演劇の変 ほか)
小文(祖父と基督;うまいぞ!ロシア ほか)
3(なぜスタニスラフスキー・システムではダメなのか?;アクチュアリティとは何か?―『CHITENの近未来語 2016年8月9日版』から考える ほか)
著者等紹介
三浦基[ミウラモトイ]
劇団「地点」代表、演出家。1973年生。桐朋学園芸術短期大学演劇科・専攻科卒業。96年、青年団入団、演出部所属。99年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。帰国後、地点の活動を本格化。2005年、青年団より独立、活動拠点を東京から京都へ移す。同年、チェーホフ作『かもめ』で利賀演出家コンクール優秀賞受賞。06年、ミラー作『るつぼ』でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞受賞。07年、チェーホフ作『桜の園』で文化庁芸術祭新人賞受賞。17年、イプセン作『ヘッダ・ガブラー』で読売演劇大賞選考委員特別賞受賞。ほか、京都府文化賞奨励賞(11年)、京都市芸術新人賞(12年)など受賞多数。12年にはロンドン・グローブ座からの招聘でシェイクスピア作『コリオレイナス』を上演するなど海外でも高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tatu60
Yuuri Kuzukawa
葛