環(めぐ)りの海―竹島と尖閣 国境地域からの問い

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  • サイズ B6判/ページ数 202,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000249546
  • NDC分類 329.23
  • Cコード C0031

内容説明

ナショナリズムによる対立をどう克服するか。日本および周辺国の漁業者など、“生活者の視点”から迫った渾身のルポ。新聞協会賞を受賞した好評連載の単行本化!

目次

序章 翻弄される国境の民
第1章 不穏な漁場―苦悩する漁業者たち(竹島―乱獲と密漁;尖閣―「国有化」がもたらしたもの)
第2章 対岸のまなざし―中国・台湾・韓国の人々の思い(中国―「反日」感情への距離;台湾―領有権より漁業権;韓国―歴史の相克、変化の胎動)
第3章 絡み合う歴史―「対立」の背景を探る(領土編入以前―航路漁場で利活用;領土編入期―実業家主導で領土に;戦後から冷戦へ―米国が残した曖昧さ;国交回復期―苦肉の外交と先送り;国連海洋法条約以後―境界めぐり衝突)
第4章 世界のアプローチに学ぶ―対立を乗り越えるために(南沙諸島―「紛争回避」を目指して;ペドラ・ブランカ島―第三者による解決;オーランド諸島―住民自治を基礎に;アルザス・ロレーヌ地方―争いの火種を共同管理)
第5章 踏み出す一歩―人・地域をつなぐ試み

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2023/02/12

豆文庫

0
この本は新聞記者の取材が基礎となって書かれた本で、これまで読んできた領土問題の本ではわからなかった「生活者の視点」がよくわかった。紛争国同士が100%納得したうえで解決することは難しいので、「生活者の視点」でどう折り合いをつけていくのかが重要。今後も根気よく対話をしていく必要がある。2015/03/23

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