出版社内容情報
二〇二〇年四月より施行される改正民法において、不法行為法は改正の対象とはされなかったものの、時効制度や中間利息の控除など、不法行為に関連する事項が多くの改正を受けた。これらの改正は、不法行為に関する従来の判例理論・学説そして実務にどのような影響を及ぼすのか。改正の審議過程にまでさかのぼって検証、解明する。
内容説明
2020年4月より施行!新しい民法は、不法行為法の解釈・実務にどのような影響を及ぼすか。
目次
第1章 中間利息の控除
第2章 連帯債務
第3章 不法行為等による損害賠償請求権の消滅時効
第4章 不法行為債権等を受働債権とする相殺の禁止
第5章 損害賠償の範囲
第6章 原始的不能―改正が不法行為法に及ぼす影響
著者等紹介
大塚直[オオツカタダシ]
1958年愛知県生まれ。1981年東京大学法学部卒業。現在、早稲田大学法学部、同大学院法務研究科教授。民法、環境法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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