迷子の魂

個数:
電子版価格
¥2,750
  • 電子版あり

迷子の魂

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年10月15日 15時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A4変判/ページ数 48p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784000248327
  • NDC分類 E
  • Cコード C0797

出版社内容情報

あるところに、忙しすぎて魂をなくしてしまった男がいた。男は医師の助言にしたがい、迷子になった魂をじっと待つことにする。すると--。ノーベル文学賞作家トカルチュクが、コンセホのノスタルジックな絵とともに贈る、子どもたちと、忙しい大人たちのための、大切な魂のものがたり。2018年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞作。

内容説明

魂が動くスピードは、身体よりもずっと遅いのです。あるところに、忙しすぎて魂をなくしてしまった男がいた。男は医師の助言にしたがい、「迷子の魂」をじっと待つことにする。すると―。ノーベル文学賞作家が贈る、大切な魂のものがたり。ボローニャ・ラガッツィ賞受賞(2018年)。

著者等紹介

トカルチュク,オルガ[トカルチュク,オルガ] [Tokarczuk,Olga]
1962年ポーランド生まれ。ワルシャワ大学で心理学を専攻、卒業後セラピストを経て作家となる。『逃亡派』(白水社、2014年)によりポーランドの権威ある文学賞ニケ賞を受賞し、同作の英訳はブッカー国際賞を受けた。2014年の『ヤクブの書』で再びニケ賞を受賞。2019年、前年度のノーベル文学賞を受賞

コンセホ,ヨアンナ[コンセホ,ヨアンナ] [Concejo,Joanna]
1971年ポーランド生まれ。ポズナン美術アカデミーで学び、1994年パリに移住。児童書等のイラストレーターとして活躍し、2018年に『迷子の魂』でボローニャ・ラガッツィ賞優秀賞受賞

小椋彩[オグラヒカル]
北海道大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東洋大学文学部日本文学文化学科助教。専門はポーランドとロシアの文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

127
ノーベル文学賞を受賞した作家による絵本です。自分自身がわからない人すなわち迷子の人が医者の言葉によって待っています。最後には・・・・。ということで絵と相まって不思議な印象を残してくれます。本の装丁なども素晴らしいです。2021/09/27

けんとまん1007

93
何よりもスピードを要求される今の時代。手をかけること、考え抜くことを忌避する今の時代。消費することが第一である今の時代。そんな時代への警鐘の本だと思う。立ち止まって、考え抜くことの大切さを考える。2022/05/19

アキ

89
2019年のノーベル文学賞作家オルガトカルチュク文の絵本。2018年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞。賢い老医師は言った「わたしたちを上から見たら、忙しく走り回る人で世界はあふれかえっているでしょう。そしてかれらの魂は、いつも背後に置き去りにされて、迷子になっています 。魂にはじぶんが主を失ったのがわかるのに、人びとは魂をなくしていることに往々にして気がつかない」賢い老医師は教えた「あなたはどこか落ち着ける場所を見つけて、そこでじっくりじぶんの魂を待つべきです」幾日も幾年も過ぎて、ついに、、。美しい絵本です。2020/12/06

Vakira

87
オルガ・トカルチュクさんの最新作は絵本。絵はヨアンナ・コンホセさん。魂って何?自分を動かしている生命の源?自分を自分たらしめるもの?魂が抜けてしまうと自分の名前さえ判らなくなってしまう。魂の抜け殻になっても生きてはいける。でも僕って何だ。僕が早く生きすぎると魂はついて来れない?では魂が付いて来られる様、ゆっくり生きよう。やあやあやっと来たね。魂は君だったか。絵本の面白いところ。左のページに僕の魂。右のページに待っている僕。ページをめくると少しずつ変化。これが物語っている物。想像が膨らみます。2020/12/27

とよぽん

82
これほど感銘を受けた絵本は、ここ最近にない。読み終えて、深い瞑想から現実に戻ってきたような感じがした。この絵本の感想をUPされた読友さんに感謝したい。作者は心理学を修めた作家、ポーランド生まれのオルガ・トカルチュク。迷子になった魂、というか魂をどこかに置き忘れてきた男の話だが、それは私であり、あなたである。しかも、私たちは魂が迷子になっていることにも気付いてないかもしれない。少しの変化も見逃さないようにと思いながら絵に導かれ、ラストに救われた。作者が込めた寓意をとても有難い貴重なものだと思った。2021/10/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16879968
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。