まったくゼロからの論理学

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まったくゼロからの論理学

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  • サイズ A5判/ページ数 202p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000248297
  • NDC分類 116
  • Cコード C0010

出版社内容情報

「本気で伝えたい」「分かってほしい」――この本を貫くのは、教師が学生に論理学の魅力を届けたいと願ったその思いである。第?部では記号を使わずに、日常の言葉の中で論理学の話題を取り上げる。そして第?部では、記号を使ってそれを武器にしながら、現代論理学の基本的な体系である述語論理までを一望する。生活や仕事で論理的になりたいと思う人にもかならず役立つ一冊。



■著者からのメッセージ
 本書は二部構成になっています。第?部では記号を使わず、日常の言葉の中で論理学の話題を取り上げます。まずここの部分がないと、いきなり記号を使って論理学を展開しても、何をやっているのか分からないでしょう。また、第?部には実用的な面もあるので、ここだけ学習しても得るものはあるはずです。生活や仕事で、もっと論理的になりたいと思っている人たちの力に少しでもなれたら幸いです。
 第?部では、第?部で学んだことをもとに、記号を駆使した記号論理学の世界を紹介していきます。記号を使い始めると、実のところむしろ話は明確になるのですが、一方でこれは何をしているのか、よく分からなくなってしまいがちです。でも、だいじょうぶ。折に触れて全体の流れを俯瞰して現在位置を確認し、迷子にならないようにします。
 本書を学べば、現代論理学の基本的な体系である述語論理がどのようなものであるかが理解できます。そして、遠くにゲーデルの不完全性定理が見えるところまで、読者を連れて行きましょう。論理学というのはなかなか不思議な学問で、頭の中で考えるだけで広がってゆく世界です。その意味では数学に近いのですが、それが日常の言葉に即して展開されるところが論理学の独特さです。他の学問にない味わいがあり、学生の中にも論理学にはまる学生がいたりします。そしかしたらあなたもはまるかもしれません。
 この本では、大学の授業のように、説明したら、次は問題を出してそれを解説して、そのあとにさらに練習問題を出して理解度を確認するという形を基本的にとっています。ときどき差し挟んでいる質疑応答も、本書の特徴でしょう。初心者がつまずきそうなところはいちいち質問と答えの形で手当しました。こんなに初心者に配慮した論理学の教科書は、私が以前に出したものも含めて、これまでにはなかったと思います。
/――「はじめに」より

内容説明

第1部では日常の言葉の中で論理学の話題を取り上げ、実用的な面もある。第2部で記号を駆使した記号論理学の世界を紹介していく。

目次

1 日常の言葉に論理が生きている(命題と真偽;推論と演繹;否定;私たちはこれからどこに行こうとしているのか ほか)
2 論理を扱う記号言語を作り出す(論理学とはどういう学問か;否定の意味;連言と選言の意味;論理式 ほか)

著者等紹介

野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年(昭和29年)東京都に生まれる。85年東京大学大学院博士課程修了。東京大学大学院教授などを経て、立正大学文学部哲学科教授。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポニア

43
そうだ、数学だったんだ、論理学。文字の大きさが自由に変えられず、小さい文字は読みにくし。ということで、さらっと流し読み。推論と演繹。スカイツリーはパリにある。パリはイギリスにある。それゆえ、スカイツリーはイギリスにある。事実がどうか、ではなくて文脈のみで判断する。面白いですよね。そして、私たちはこれからどこに行こうとしているのか。2023/03/10

テツ

21
学歴やそれを踏まえて歩み出す道の種類を問わず、論理学で培われる法則を読み解き推理する力って人間が生きていく上で必ず必要となるのに、未だに大学でさらっと学ぶ程度の扱いでしかない。基礎的な「思考の繋げ方」はどんな場面だろうがどんな生き方だろうが役に立つものなので、こうしてわかりやすく解説してくれる本を手にしてしばらく動かしていない脳味噌を稼働させるのはきっと自分のためになる。思考する力も筋トレと同じでサボっていると弱くなりますね。2021/11/30

aiken

15
2020年の本。図書館本。面白い。中学生のころ、数学の証明問題が大好きだったので楽しく読めた。ただオジサンは理解力が落ちているためなかなかページが進まなかった。練習問題もたくさんあり、ほんとに初学者のためになった。ロジカルシンキングなどを身につけた若者はこの本に進むのがいいですね。三段論法や演繹、真偽、命題、逆、裏、対偶、連言、選言、おなかいっぱい。ようやく読み終わるころにどんでん返しが待っていた。不完全性定理。え?いままで読んできたことはどうなるの?という感覚も楽しめる。2021/12/10

アルカリオン

12
KindleUnlimited 悪くない。後半4分の1くらいは見慣れない記号も出てきてかなり難しく、理解するのをあきらめ気味。だが、主因は私自身の関心・必要性との兼ね合いで飛ばし気味に読んだから。「見慣れない記号」に慣れながらじっくり読めば理解できるとは思う▼理解度・吸収度は読者によりさまざまだろうが、全部は分からないにしても、どのレベルの人にとっても得るものはあるだろうな、という印象。2024/09/16

よしくん

6
再読というかこの本はほぼほぼ論理学の教科書であるので、復習をした。 前回引っかかった所もすんなりと理解出来、前回半月くらいかかったが、今回は2日で完了、勿論全て問題も解いた。自分自身、知的に衰えが見えて来たかなぁと思い始めた矢先だったので、まだまだいけるぞと嬉しくなった。前回疑問だった「論理学は何故正しいと言えるのか問題」も、理解できた。 これ以上無いくらい分かりやすくて、超オススメなんだけど、読書案内が貧弱であることだけが難点。なお、読む時は紙と鉛筆が必須です。2024/09/29

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