出版社内容情報
「9条俳句」掲載拒否事件で問われた,公民館の役割と可能性とは? その分厚い歴史と,現在の多彩な各地の活動から検証.
佐藤 一子[サトウ カツコ]
著・文・その他
内容説明
「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」という俳句が「公民館だより」に掲載されなかった事件で問われた、公民館という存在の役割と可能性とは?古くて新しい「学びの公共空間」像を、公民館の歴史から繙き、世界的潮流の中で最先端の活動に取り組む事例も紹介。公民館は、そこにあります。
目次
「学びの公共空間」としての公民館
第1部 九条俳句訴訟と学習権の思想―「社会教育の自由」を問う(社会教育施設における「学習の自由、表現の自由」;九条俳句訴訟が問いかける「大人の学習権」;九条俳句訴訟判決から公民館のあり方を考える)
第2部 「学びの公共空間」がコミュニティを創る―戦後公民館のあゆみ(公民館の設置と普及;地域にねざす「学びの公共空間」の形成;「学びの公共空間」の再構築)
第3部 現代的課題に関する学習―主権者としての学びを育む(デモクラシーを育む;憲法・平和・人権学習の展開;地域課題解決・地域づくり学習から広がる地平)
グローバル時代の「学びの公共空間」をひらく
著者等紹介
佐藤一子[サトウカツコ]
1944年生。東京大学名誉教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。埼玉大学教育学部助教授・教授、東京大学大学院教育学研究科教授、法政大学キャリアデザイン学部教授、元日本社会教育学会会長。専門は社会教育学、生涯学習論、地域文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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