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またの名をグレイス〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000248051
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

現代カナダ文学を代表する作家アトウッドの最高傑作(ギラー賞受賞)。一八四三年にカナダで実際に起きた殺人事件に題材を求め、入念な資料調査をもとに仕上げられた作品。若くて類まれな美貌の主人公グレイスは女悪魔・妖婦だったのか、それとも汚名を着せられた時代の犠牲者だったのか。十六歳で事件に関わり約三〇年間服役した、同国犯罪史上最も悪名高いと言われている女性犯グレイス・マークスの物語である。記憶の信頼性とアイデンティティの揺らぎ、人格の分裂、夢、性と暴力をはじめとする人間存在の根源に関わるテーマを、多彩な小説手法を駆使しながら、大きな物語に描き上げた力作。

著者等紹介

アトウッド,マーガレット[アトウッド,マーガレット][Atwood,Margaret]
1939年生まれ。カナダを代表する作家・詩人。長編小説、短篇集、児童書、ノンフィクション、詩集、評論等、幅広い作家活動を展開。これまで、カナダ最大の文学賞であるカナダ総督文学賞(2回)、ギラー賞(1回)をはじめ、ブッカー賞、アーサー・C.クラーク賞、コモンウェルス作家賞、ハメット賞などを受賞

佐藤アヤ子[サトウアヤコ]
明治学院大学教授。日本カナダ文学会副会長。専攻=カナダ文学、現代アメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

98
男性に対し、やけに冷静で慎重なグレイス。それは女が生きていくために否が応でも身につけていく事で今も変わらない。グレイスが呑んだくれの父親に始めて憎悪を覚えた時が印象的。この本の中で聡明で勇敢、そして進歩的な民主主義のメアリーと過ごした日々は全てが輝いて見える程の幸福感があり、微笑ましい。だからこそ、その幸福が壊された時はこちらも全てが灰掛かった色に見えるほどだった。後、サイモンみたいな日常生活の面倒な事を知らずに上から目線な男、いるわ。彼、自分が使用人の女性にやっていた事実も勝手に歪曲していそうに思えます2018/07/29

キムチ27

31
筆者アトウッドは「侍女の物語」で酔った。で衝撃のこの上下巻。表紙の通り凄絶なる?!美少女グレースは殺人犯として収監されるが30年後出獄・・そして結婚したとも。その真実を求めて精神科医がインタビューを重ねて真実に迫るという内容。ノンフィクションという重みより19世紀中頃のカナダ。閉塞空間での風俗や生活をアトウッドのフェミニズムフィルターを通して見た視点が面白かった。30代キルトに凝り種々のパターンで遊んだ記憶が蘇り、章ごとの表紙ににパターンが載っているのも何故か盛り上がる。プロテスタントVSカソリック。2014/08/28

空猫

25
【プリズンブッククラブ第20章】主人殺しの容疑で収監された女、グレイスの精神鑑定として本人の口から、犯行までの経緯、生い立ちなどが語たられる。間に担当医師や、関係者の口述もある。当時の、下層民の(特に女の)生活の様子と共に、人権の低さ(無さ)を描きたいのか?。犯行や心神喪失も疑惑のままで、まだ何か良く分からない。下巻へ。2021/04/23

紅はこべ

23
19世紀カナダに実在した女性がヒロイン。殺人の共犯者として絞首刑を宣告されるが、後に釈放される。実行犯として絞首刑に処せられた男は、首謀者はグレイスだと主張した。真実は現在に至るまで藪の中。2008/10/21

tom

22
アービングの「未亡人の一年」を読んでいたら、アトウッドの名前が出てきた。アトウッドのこの本、出版直後に買ってきて、以来20年弱、本棚の肥やしにしていたもの。図書館閉鎖のこの機会に読んでみることを思い立ち、取り出してきた次第。帯には、アトウッドの傑作と書いている。でも、岩波書店の出す本だから、格調高すぎて、私には無理かもと思いながら、ようやく上巻を読了。それほどの傑作なのかどうか、今のところ不明というか、望み薄の雰囲気。「頑張って」下巻を読もうとは、思っているのだけど、どうなることやら。2020/05/24

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