僕は沖縄を取り戻したい―異色の外交官・千葉一夫

個数:
  • ポイントキャンペーン

僕は沖縄を取り戻したい―異色の外交官・千葉一夫

  • 宮川 徹志【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 岩波書店(2017/08発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 48pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月01日 02時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000247979
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C0031

出版社内容情報

沖縄返還のグランドデザインを描き実現への道筋を切り拓いた外交官・千葉一夫。複雑な外交交渉の軌跡が、いま明らかにされる。

内容説明

「千葉がいなければ、沖縄は今のような姿で日本に返還されていなかったかもしれない」自らの戦争体験から沖縄返還に情熱を捧げることを決意した異色の外交官・千葉一夫は、基地負担の削減を訴える沖縄の人びとの切実な思いと、アメリカの外交政策のリアリズムとの狭間で、何を思い、どう交渉したのか。知られざる黒衣の人物に光をあてることで、戦後日本政治史の舞台裏を明らかにし、私たちに刻印された「戦後」という時代を捉え直す。

目次

序章 “鬼”と呼ばれた男
第1章 戦争の影を背負って―一九四五年・沖縄戦と原爆
第2章 「僕は沖縄を取り戻したい」―外務省入省
第3章 「ポトマック川を渡れ」―在米大使館にて
第4章 北米第一課長就任―屋良朝苗主席との出会い
第5章 “核抜き・本土並み”は可能か―返還のシナリオを描く
第6章 佐藤・ニクソン共同声明―返還「大枠合意」の舞台裏
第7章 屋良との約束―“基地縮小”の模索
第8章 返還協定の締結―残された課題
第9章 「沖縄は変わった、しかし、沖縄は変わらない」―晩年

著者等紹介

宮川徹志[ミヤガワテツジ]
1970年生まれ。NHKチーフ・ディレクター。1993年に東京大学法学部卒業後、NHK入局。主にクローズアップ現代、NHKスペシャルなど報道番組を制作。主な番組は「密使若泉敬―沖縄返還の代償」(2010年文化庁芸術祭テレビ部門大賞受賞)、「巨大津波―“いのち”をどう守るのか」(2012年アメリカ・ピーボディ賞、橋田賞など受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文公

19
思い返せば小学校〜高校時代に受けた郷土史や平和学習の授業では、琉球王朝時代と沖縄戦のことがほとんどで沖縄返還については触れていなかった気がする。それは当事者でありながらアメリカや日本に対して主導的に返還交渉に参加できなかった(国家間の交渉なので当たり前だが)という苦い過去がある沖縄県政(旧・琉球政府)の思いがあるのかもしれない。だが、千葉氏は日米間の交渉の場に琉球政府を参加させようと東奔西走していたし、なるべく沖縄へ足を運び屋良主席をはじめとした沖縄の人々の声を総理や米国へ届ける努力をしていたことがわ(続2024/11/01

クサバナリスト

11
沖縄返還に際しての核問題をはじめ、その他基地関連のことがどのようにされていったのか全く知らなかったので、現代史としても興味深く読み終えた。この過程が分かっていないと現在の沖縄の基地問題等のこともよく理解できないことを実感した。また、千葉氏のような強い信念をもった人が現在の沖縄問題に取り組む必要性も感じた。2017/09/15

モルテン

10
沖縄返還交渉に尽力した外務省官僚千葉一夫について。外務省は随分自由にできるのだなと読みながら少々驚いていると、後半になり幹部との相性が悪くなって思うように仕事ができなくなり「荒れた」との表現に、そうなるよねえ、と。千葉の行動が省内のどこまでの了承を得たものなのか。当初、沖縄返還を進めたいと考えていたのは若手で、幹部はそう考えていなかったのをどのように千葉が自身の考えを省内に浸透していったのかそこが気になったがサラッとしか書かれていなかった。沖縄問題は山積みになりながらのモスクワ赴任は残念であっただろう。2021/05/07

sasha

10
本土の捨て石とされ、沖縄戦では一般市民にも多くの犠牲者を出し、戦後はアメリカの施政下に置かれた沖縄県の返還交渉の過程で大きな役割を果たした外交官がいたことを初めて知った。当時の外務省北米一課長だった千葉一夫の動きを中心に、端から返還する気のなかったアメリカ側との外交交渉の過程が詳細に描かれている。沖縄の祖国復帰はなった。だが、沖縄県の置かれている現状は何かしら変わったのか。未だ米軍基地が集中し、米兵による犯罪も後を絶たないではないか。今も続く沖縄問題を考える一助にもなる作品。2018/06/25

Hiroki Nishizumi

5
やはり文章に難があり、せっかく良い題材が生かされていないと感じた。2022/07/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12175187
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。