内容説明
アウシュヴィッツ体験は、どんな「祈り」を可能にするのか?パレスチナ問題の現状を視野に入れながら、旧約聖書テキストの再読を試み、ホロコースト体験の意味を問い直す。
目次
1 ホロコーストを越えて(ホロコースト「以前」;ホロコーストの只中で―殉教と抵抗とのあいだ;ホロコースト「以後」)
2 聖書物語再読―影響史の視点から(新しい旅立ち―アブラハム物語;犠牲―モリヤの山からアウシュヴィッツまで;出エジプト―「選民意識」の光と影)
3 ホロコーストの問いかけるもの(アウシュヴィッツの原体験から;エクレシアとシナゴーグ;「預言者たちの預言の光の下に」)
著者等紹介
宮田光雄[ミヤタミツオ]
1928年高知県生まれ。東北大学名誉教授。政治学、ヨーロッパ政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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