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平和研究の未来責任

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  • サイズ B6判/ページ数 385,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000247184
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報

戦後日本の論壇を牽引した国際政治学者、坂本義和。単行本や著作集に未収録の文章を収載。全著作一覧を付す。

内容説明

世界秩序の変動に鋭利な分析を加え、権力政治を超える平和構想を提示して戦後日本の国際政治学および論壇を牽引した坂本義和(一九二七‐二〇一四)。遺作となった論文「「いのち」を生かす、たたかいの研究」をはじめ、平和研究の課題や方法をめぐる論考、人物の回想や書評など、『坂本義和集』(全六巻)未収録の文章を収載。非人間的な現実に対して知のたたかいを続けた姿が浮かび上がる。巻末に全著作一覧を付す。

目次

1(平和研究の未来責任;平和研究における規範的方法 ほか)
2(世界政治 world politics;ある決断―米ソINF全廃合意に思う ほか)
3(東アジアを超えた「東アジア共同体」の構想を―ヒューマニティと多文化世界;核拡散の挑戦にどう応えるか ほか)
4(私の吉野作造観;醒めた規範的リアリズム ほか)
5(「幼少時代の読書」アンケートへの回答;読書と友だち ほか)
6(人間のおごり;不信と怒り ほか)

著者等紹介

坂本義和[サカモトヨシカズ]
1927‐2014年。東京大学法学部卒。東京大学法学部教授などを歴任。専攻、国際政治学・平和研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

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平和研究:規範的な問題関心を抜きにしては成り立たない(8頁)。重大な問題は、南北のような非対称的な関係において、いかにして支配・従属を生み出さないで相互依存関係を形成していくか(17頁)。トランスナショナルとグローバルの概念は密接に関連(24頁)。先進大国民衆も軍産官複合体という暴力体系を補強しつつ全体として第三世界人民の上にのしかかってくるという問題(46頁)。第三世界民衆が、南北格差を打破する変革行動を起こしたとき初めてどう対応すべきか、変革を妨げる側には立たない。2015/10/13

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