出版社内容情報
日本を抜いて世界第2位の経済大国となり,米国と肩を並べようとしている中国.その中国モデル=権威主義的市場経済モデルが,アフリカ,中東,ラテンアメリカなどの新興国を席巻しつつある.民主化や情報の透明化や人権重視を義務付けるワシントン・コンセンサスの有効性が陰りを見せるなか,北京コンセンサスの行方を追う.
内容説明
米国にとって大国化する中国はライバルか?パートナーか?発展の図式=「中国モデル」とは?―。
目次
第1章 中国の台頭と世界秩序の変化
第2章 ワシントン・コンセンサスの興隆と衰退
第3章 中国効果
第4章 席巻する「国家資本主義」
第5章 中国は変わるという神話
第6章 混乱するアメリカの対中政策
第7章 中国台頭への処方箋
著者等紹介
ハルパー,ステファン[ハルパー,ステファン][Halper,Stefan]
ニクソン、フォード、レーガン、ブッシュ(父)政権期に国務省で外交・安保担当官を務める。ケンブリッジ大学国際関係学、モードリン・カレッジ(ケンブリッジ)、ニクソンセンター(ワシントンDC)などのシニア・リサーチ・フェロー
園田茂人[ソノダシゲト]
1961年生。東京大学大学院社会学研究科博士課程退学、中央大学文学部教授、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授を経て、東京大学大学院情報学環・東洋文化研究所教授。比較社会学、中国社会論、アジア文化変容論
加茂具樹[カモトモキ]
1972年生。慶應義塾大学総合政策学部准教授、大学院政策・メディア研究科委員、博士(政策・メディア)。現在Center for Chinese Studies,Institute for East Asian Studies,University of California,Berkeleyにて客員研究員。現代中国論、比較体制論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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