フロイトのモーセ―終わりのあるユダヤ教と終わりのないユダヤ教

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246972
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

なぜフロイトは最晩年になってモーセ論を書いたのか──同時代から今日に至るまで多くの者を悩ませてきたその問いに、ユダヤ史の世界的権威が挑む。同時代のコンテクスト、父ヤーコプによるユダヤ教育の実態に歴史家として分け入り、謎の核心に迫っていく。すでに決定版となった書物の待ち望まれていた邦訳、ついに刊行。

内容説明

なぜフロイトは最晩年になってモーセ論を書いたのか―公刊直後から今日まで、多くの者を悩ませてきたその謎に、ユダヤ史の世界的権威が正面から挑む。同時代のコンテクスト、父ヤーコプによるユダヤ教育の実態に歴史家として分け入り、謎の核心に迫っていく本書は、ジャック・デリダやエドワード・サイードをはじめ、幾多の議論を巻き起こしてきた。すでに古典となった書物、待望の邦訳をついに刊行。

目次

第1章 第四の屈辱
第2章 ジークムント・フロイト、ユダヤの歴史家
第3章 父の宗教、息子の宗教、「ユダヤ民族特有の事柄」
第4章 一つの事例史?
第5章 フロイトとのモノローグ

著者等紹介

イェルシャルミ,ヨセフ・ハイーム[イェルシャルミ,ヨセフハイーム] [Yerushalmi,Yosef Hayim]
1932年、ニューヨーク生まれ。イディッシュ語とヘブライ語を母語とし、伝統的なユダヤ教育を受ける。イェシヴァー大学からユダヤ教神学院を経て、コロンビア大学に進む。中世・近世のユダヤ史を専攻し、1966年に博士号を取得。ハーヴァード大学で教鞭をとり始め、80年からコロンビア大学のサロ・ウィットメイヤー・バロン記念講座教授を務める。2009年没

小森謙一郎[コモリケンイチロウ]
1975年、東京都生まれ。2009年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、武蔵大学人文学部准教授。専門はヨーロッパ思想史・哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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