フランス演劇の誘惑―愛と死の戯れ

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246927
  • NDC分類 772.35
  • Cコード C0074

内容説明

言葉によって人間と世界を自由自在に描きだそうとしてきた「フランス演劇」の力は、劇場の内部にとどまることなく、ある時は革命の灯火となり、ある時は倫理的論争の種を提供し、さらには新しい恋愛のスタイルを切り拓いてきた。英語が「シェイクスピアの言葉」ならば、フランス語はモリエールの言葉と言ってよいかもしれない。モリエールに、コルネイユ、ラシーヌを加えた三大劇作家から、メーテルランク、ベケットまで。厳選した十一人の作家と作品で紹介する、フランス演劇の花束。

目次

1 死によってしか成就しない悲しい愛―ヴィオー『ピラムとティスベの悲恋』
2 芝居の幻影に翻弄されて―コルネイユ『舞台は夢』
3 言葉には言葉を、演技には演技を―モリエール『タルチュフ』
4 恋の炎に身を焼かれ―ラシーヌ『フェードル』
5 私、どうしちゃったのかしら?―マリヴォー『二重の不実』
6 革命の予兆?―ボーマルシェ『フィガロの結婚』
7 父の過剰な愛は娘の命を奪う―ユゴー『王は楽しむ』
8 僕の魂は死んで墓の中に入ってしまった―ミュッセ『マリアンヌの気まぐれ』
9 魂の美か、肉体の美か―ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』
10 言葉で語り得ぬもの―メーテルランク『ペレアスとメリザンド』
11 明日はまたやって来る―ベケット『ゴドーを待ちながら』

著者等紹介

秋山伸子[アキヤマノブコ]
岡山県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。パリ第4大学文学博士。現在、青山学院大学文学部フランス文学科教授。『モリエール全集』(共同編集・翻訳、全10巻、臨川書店、2000‐2003年)の翻訳により、第10回日仏翻訳文学賞受賞(2003年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Shotaro Tsuji

0
段落が変わるごとに話があっちこっちに飛んでいくのでかなり読みにくかった。2020/01/07

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