文人荷風抄

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文人荷風抄

  • 高橋 英夫【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 岩波書店(2013/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246842
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

「〓(ぼく)東綺譚」から抜け出してきたかのような不思議な女性、雪子。フランス語を教えながら、燈火管制の暗い部屋で、荷風は何を語っていたのか。

目次

文人の曝書
フランス語の弟子
晩年の交遊

著者等紹介

高橋英夫[タカハシヒデオ]
1930年(昭和5年)に生まれる。文芸評論家。東京大学文学部独文科卒業。1985年『偉大なる暗闇』で平林たい子賞、2010年『母なるもの―近代文学と音楽の場所』で伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

h・kawabe

1
ちょうど荷風の日記を読んだあとだったので、とても興味深く読んだ。この人の本は初めてだったが、これから探して読みたい。研究対象である荷風に対して、ていねいなリサーチの下に、新しい発見を示しながら、しかし、決して自分の意見を声高に主張するのでなく、どこまでも研究者とその対象である作家の距離を忘れない、真摯な態度に惹かれた。 2013/06/08

yanapong

0
相磯凌霜が荷風について語った言葉より「先生はいつでも、相磯君、無駄な本を読まなくてはいけないよ、と口ぐせに云っておられ、今は無駄な本を読む人がいなくなって、何でもしようとすることに、その関係ある本のみを読めばそれだけですむのですが、そうではなく、唯本が好きで目的なく本を読むことがどれくらい大事か、私は先生にこのことを教わり、生涯の座右の銘としております。」然もありなん。2016/11/21

belier

0
荷風についての本は途絶えることがない。この本では、「断腸亭日乗」に出てくる阿部雪子という謎の女性について注目している。お手伝いさんとして荷風に紹介されたようだが、荷風がフランス語を教授し師弟関係のような二人となる。まるで「つゆのあとさき」の知的な女性、鶴子が現実にあらわれたようだと著者はいう。私見では以前から、荷風は実は鶴子のような西洋風の知的な女性タイプへの憧れがあった気がしていた。荷風と写った写真では、阿部雪子は小津映画に出てくる女性みたくおおらかで健康的な感じ。荷風の知られざる一面を教えてくれた。2014/02/05

Shigeo Torii

0
久々の荷風関係。知らなかった(読み過ごしていた)所を気付かせてもらったが、、、。まあ、後付なので(非難ではなく)、、、、。2013/08/18

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