復興を取り戻す―発信する東北の女たち

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  • サイズ B6判/ページ数 147p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246828
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0030

内容説明

過去半世紀、経済大国化につれて、環境破壊、過疎化、地域格差の拡大や少子高齢化などにより、日本社会の土台は徐々に蝕まれていった。そして二〇一一年三月一一日に起こった東日本大震災は、その脆くなった社会の姿を浮き彫りにした。いま必要なのは、経済成長重視の復興ではなく、一人ひとりの生業が成り立つ社会をつくること。被災地東北の女たちが提言する。

目次

1 「復興」を問い直す(女性の参画―復興計画を問い直す;社会的包摂―ひとり親家庭にとっての「復興」;多文化共生―自らを可視化する被災地の結婚移住女性;居住福祉―仮設住宅にユニバーサル・デザインを)
2 被災地に生きる(漁業―「結」を通じた漁業の復興;農業―六次産業化を復興の足がかりに;コミュニティ―「かーちゃん」たちが目指す復興/福幸)

著者等紹介

萩原久美子[ハギワラクミコ]
下関市立大学経済学部教授。労働社会学、社会政策

皆川満寿美[ミナガワマスミ]
1961年生まれ。東京大学社会科学研究所特任研究員。社会学

大沢真理[オオサワマリ]
1953年生まれ。東京大学社会科学研究所教授。社会政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よし

1
2012年12月、東京大学で開かれたセミナーをもとに、復興における女性の役割や参加についてまとめた本。様々な立場からの意見があって興味深い。中でも、岩手、宮城、福島の生産現場で働いている三人の女性の話が印象的。「六次産業化を進める上で、県は(補助事業の紹介ではなく)漁協に漁協女性部の力を活用するよう後押ししてほしい。」という、重茂漁協の盛合さんの話はとても現実的で重みがありました。美里町農業委員の伊藤さんの「家族経営協定」の話も勉強になりました。【左のあらすじ・内容は著者名&ページ数が誤っています。】2015/10/10

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